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TAP the POP

五十嵐 正

1958年石川県生まれ。音楽評論家/翻訳家。
大学卒業後、故郷の金沢市で小さな輸入レコード店の店長として働き始める。東京の姉妹店に移ってまもなく執筆活動を開始。社会状況や歴史背景をふまえたロック評論から世界各国のフォークやワールド・ミュージックまでに健筆を奮う。著書に『スプリングスティーンの歌うアメリカ』(音楽出版社)。

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五十嵐 正 の記事一覧

TAP the STORY

ロバート・ジョンソン〜満たされない野望

1938年初め、ロバート・ジョンソンはニューヨークの摩天楼をその足元から見上げていた。深南部のミシシッピ州に生まれ育った、もうすぐ27歳の黒人の若者はその光景に…

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マーク・ノップラー(ダイアー・ストレイツ)〜寂れたパブで見る夢

僕はいつだって、困難な状況の中で自分を表現する方法を見つけられる人に惹かれてきた 1977年前半、27歳のマーク・ノップラーは彼自身もその方法を見つけようともが…

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ブルース・スプリングスティーンとクラレンス・クレモンズ〜永遠のミッシング・リンク

ブルース・スプリングスティーンの自伝的作品「Tenth Avenue Freeze-Out」(『Born To Run』収録)にはこう歌われている。「ビッグ・マ…

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ジョン・フォガティ〜南部色の底に潜むアイリッシュの源流

アメリカでアイリッシュが多い街といえば、東海岸のニューヨークやボストンがすぐに思い浮かぶ。しかし、実のところアイリッシュ・アメリカンの人口が最も多い州はカリフォ…

Extra便

ジョエル・ラファエル〜ウディ・ガスリーの精神を継承する真のアーティスト

ジョエル・ラファエルがニュー・アルバム『ローズ・アヴェニュー』を発表した。 この4年ぶりの新作は彼の遅まきながらの日本デビューとなる。その発売元はジャクソン・ブ…

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ブライアン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)〜バスローブ姿で店番した心の闇

1969年のある夜、テッド・ノーランという雑誌記者がウェストハリウッドの通りに健康食品店を見つけた。暗い店内には客はおらず、バスローブをはおった奇異な姿の長髪の…

Extra便

【来日直前!特別インタビュー】ブルース・コバーン〜伝説のシンガー・ソングライター

今月末、カナダが誇る偉大なシンガー・ソングライター、ブルース・コバーンがビルボード・ライヴ東京で2日間の公演を行う。「随分長い間があいたね」と本人も苦笑するくら…

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レイ・デイヴィス〜古き良き時代への渇望

キンクスといえば、1960年代のブリティッシュ・ロックを代表するバンドのひとつ。1970年にも「Lola」が英米両国で大ヒットし、アルバム『Lola Versu…

Extra便

サウスサイド・ジョニー&ジ・アズベリー・ジュークス〜世界最高のバー・バンドがやって来る

97年にジョン・ボン・ジョヴィが初のソロ公演を行った武道館での出来事。アンコールで機材のトラブルがあった。彼はすぐにアコースティック・ギターを持ってこさせて、予…

Extra便

アメリカ音楽を変える! スーパーバンドがいよいよ来日

アメリカン・ルーツ・ミュージックの影響を受けて生まれた”アメリカーナ”。 今では次世代を担うアーティストによる現代的なアレンジも加わり&…

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ポール・マッカートニー〜アイルランドの血筋から生まれたヒット曲

リヴァプールは「アイルランドの真の首都」とか「東のダブリン」と呼ばれたりもする。それほどにアイルランドからの移民とその子孫の人口比が高いということだ。だから、あ…

Extra便

ヴィエナ・テン待望の初来日公演

ヴィエナ・テンが日本にやってきて、鎌倉のカフェ・ゴーティの親密な空間で歌を聞かせてくれるというニュースは本当に嬉しい驚きだ。 ピアノを弾き語る女性シンガー・ソン…

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