「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

TAP the ROOTS

世界への悲観を描いた「エピタフ」と、それに共鳴した日本の歌い手たち

♪ 預言者が言葉を記した壁は   そのつなぎ目に亀裂が入り   死の武器には   太陽が煌々と照りつける   誰もが悪夢と夢に引き裂かれる時   月桂樹の花輪を…

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新年、新たな気持ちで聴く「ハレルヤ」

♪ かつてダビデ王が奏で主を賛美した   秘密の和音があったと聞いたことがある   あなたには、音楽など大した関心もないだろうがね ♪ 新年、あけましておめでと…

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アメイジング・グレイスから聞こえてくる男たちの叫び声

♪ アメイジング・グレイス  (信じられないほどの恩寵)   何と美しい響きだろう ♪ 年末。クリスマスの頃になるといろいろなところから、いろいろなメロディーが…

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外は雨、猛吹雪。もう外へは出たくない 30年前のスプリングスティーンの叫び声が日本を直撃する

♪ 死者の町に生れ落ち   地に足をつけた途端   最初の蹴りを食らった   打ちのめされた犬のように   人生の半分は、身を隠すようにして   生きることにな…

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デトロイト・ロックシティ~コンサート会場に向かったひとりのキッス・ファンを襲った悲劇

♪ イライラするぜ、土曜の夜   9時、ラジオが唯一の光   お気に入りの曲がかかれば   何とかやってけるのさ ♪ キッスの「デトロイト・ロックシティ」はそん…

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「マイ・シャローナ」は一目惚れした少女への熱烈なアプローチだった

ダグ・ファイガーは1952年、アメリカの中西部、ミシガンの裕福な家庭で生まれた。兄のジェフリーは弁護士で、尊厳死の啓蒙家だったジャック・フェヴォーキンを非難する…

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ボジョレーヌーヴォーを飲みながら、ビリー・ジョエルを

♪白のボトル、赤のボトル  いや、それともロゼでもいいかな  あの懐かしい店の  通りに面した席を予約するから  君とふたり、フェイス・トゥ・フェイスでね♪ 「…

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年内の実施が噂される総選挙を前に、ブルースの「アトランティック・シティ」を聞き直す

♪フィリーのチキンマンが爆死した♪ ブルース・スプリングスティーンが1982年に発表したアルバム「ネブラスカ」に収録されている「アトランティック・シティ」は、そ…

Extra便

喪章は黄色いリボンで。哀悼、高倉健さん。

♪古いオークツリーに  黄色いリボンを結んでおくれ  長い3年だった  君はまだ僕を必要としていてくれるかい  もし古いオークツリーに  黄色いリボンがなかった…

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尊厳死のニュースを聞いてディランの「天国への扉」を改めて耳にしてみる

アメリカ合衆国オレゴン州の女性、ブリタニー・メイナードさんが余命半年を残し、30歳になる前に尊厳死を選んだことがニュースを賑わせている。 尊厳死、という言葉を聞…

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ホワイ・ミー~死後に発掘された2人のレジェンドによるデュエット

出来の悪い子ほど可愛い、という親がいる。 クリス・クリストファーソンは、けっして出来のいい男ではない。 「クリスが酔っ払ってない時なんて、見たことないよ」 彼の…

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セプテンバー・モーン~かつてのときめきを思い出す歌

九月の朝、朝靄の中、湖で沐浴する少女。 フランスの画家&イラストレイター、ポール・マイル・シャバの絵画「九月の朝」は、ロマンチックな思いを抱かせる。 その絵に対…

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