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TAP the POP

佐藤 剛

1952年岩手県盛岡市生まれ、仙台市育ち。音楽プロデューサー/作家。
音楽業界誌『ミュージック・ラボ』を経て、1977年から86年の解散まで甲斐バンドのマネージメントを行う。その後にTHE BOOM、プライベーツ、宮沢和史、喜納昌吉とチャンプルーズ、ヒートウェイヴ、中村一義、有里知花、スーパーバタードッグ、ハナレグミ、小野リサ、由紀さおり、マルシアなどをプロデュース。
舞台「久世光彦 マイ・ラスト・ソング~あなたは最後に何を聞きたいか~」、「Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち」、美空ひばり二十三回忌イベント「HIBARI 7 DAYS」などのプロデュースと演出を手がける。
著書はノンフィクション『上を向いて歩こう』(岩波書店/小学館文庫)『黄昏のビギンの物語』(小学館新書)、『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」 天才たちはいかにして出会ったのか』(文藝春秋)、最新作は『ウェルカム!ビートルズ』(リットーミュージック)。
現在はRomancer Cafe にて『阿久悠と歌謡曲の時代』を連載中。 https://romancer.voyager.co.jp/cafe

佐藤 剛 が最近聴いてるアルバム

佐藤 剛 の記事一覧

TAP the DAY

モンタレーが生んだ1967年の伝説~ジャニス・ジョップリンの神がかりのような熱唱 

1967年6月16日から18日にかけて、カリフォルニア州サンフランシスコ市の南に位置する港町のモンタレーで、ロック史における伝説となったモンタレー・ポップ・フェ…

Extra便

トム・ペティ追悼~ステージで使用したギター数本と衣装を引き換えに手に入れたリッケンバッカー

2017年10月1日、トム・ペティがカリフォルニア州マリブの自宅で意識不明の状態で発見され、UCLAサンタ・モニカ病院に搬送されたと報じられた。 その後の報道に…

TAP the SONG

ロック的な衝動を知っている西城秀樹だから見事に唄いきった「ちぎれた愛」

欧米の音楽シーンがロックの時代に入ったことの影響を受けて始まった日本の新しい歌謡曲は、1960年代のエレキブームやグループサウンズを経て、1970年代に入ったと…

TAP the SONG

クリエイティブな空気のなかでレコーディングが行われた矢沢永吉の「時間よ止まれ」

1977年の夏に流れた資生堂のキャンペーン「サクセス、サクセス、」で、コピーを書いたのはコピーライターの小野田隆雄だった。 そこから生まれたのが作詞:阿木燿子、…

TAP the SONG

変な歌や訳がわからない歌の代表格、あがた森魚の「赤色エレジー」

どういうわけか”変な歌”や訳がわからない歌が、突如として流行するということが、昭和の時代にはしばしば起こった。 訳が分からないのに忘れられない、妙に印象に残って…

TAP the SONG

エディ藩が歌った知られざる名曲「丘の上のエンジェル」④~アメリカ軍兵士と日本人女性の間に生まれた赤ちゃんたちに捧げる鎮魂の歌~

エディ藩はザ・ゴールデン・カップスが解散した1972年以後もギタリスト、ヴォーカリストとして音楽活動を続けて現在に至っている。 1981年にソロで発表した「横浜…

Extra便

エディ藩が歌った知られざる名曲「丘の上のエンジェル」③~ゴールデン・カップスの最後

レギュラーで出演していた店の名前をそのままバンド名にして1967年にデビューしたザ・ゴールデン・カップスは、もともと志向していたR&Bではなく、ブーム…

Extra便

知られざる名曲「丘の上のエンジェル」②~スタンダード・ソングになったゴールデン・カップスの「長い髪の少女」

ザ・ゴールデン・カップスは英語の曲しか歌ってこなかったので、ヴォーカリストでリーダーだったデイヴ平尾も、デビュー曲「いとしのジザベル」では戸惑ってしまったそうだ…

TAP the SONG

知られざる名曲「丘の上のエンジェル」①~それはザ・ゴールデン・カップスのデビューから始まった~

1960年代後半に巻き起こったGSブームでは数百ともいわれるバンドが、全国各地でプロとして演奏活動をしていたといわれる。 そのなかにあって傑出した存在だったのが…

TAP the SONG

むつひろしと浅川マキのソングライティングによる「ちっちゃな時から」

2015年にオネストジョンというイギリスのレーベルから、アルバム『MAKI ASAKAWA』が発売になった。 この浅川マキのUK盤を企画して発売にこぎつけたのは…

TAP the SONG

日本のオリジナルR&B「グットナイト・ベイビー」と、ド演歌の二重唱「昭和枯れすすき」を作曲してヒットさせたむつひろしとは?

キングトーンズの「グットナイト・ベイビー」がアメリカで発売になり、全米R&B部門で48位にランクされたのは1969年のことだ。 基本的に黒人音楽しかラ…

TAP the SONG

藤圭子 ~日本語でブルースを体現するロック世代のシンガーによる「生命ぎりぎり」

藤圭子がデビューした1969年、日本の音楽シーンには明らかな傾向があった。 カルメン・マキの「時には母のない子のように」を筆頭に、ちあきなおみの「雨の慕情」、加…

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