「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

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ちあきなおみの「かもめの街」は渋谷の街を浜辺に見立てた難曲

デビューして12年、いつもいつもヒット曲を追いかけるのではなく、自分にふさわしい歌を目指して活動し始めたちあきなおみは、シャンソンを日本語詞でカヴァーしたアルバ…

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ブラジルで新たな一歩を踏み出した「上を向いて歩こう~オーリャ・プロ・セウ(Olha pro céu)」

2016年7月29日の金曜日と30日の土曜日、リオデジャネイロ市の中心部にある「VIVO RIO」では、日本の国際交流基金の主催で『上を向いて歩こう~Olha …

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さだまさしにとって歌の原点となっ六・八コンビによる「生きるものの歌」

永六輔が歌手としてデビューしたのは1974年の夏のことだ。 そのときに先行シングルとして発売されたのが「生きているということは」だった。 〈参照コラム 追悼・永…

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最初からヒットの道が閉ざされていた泉谷しげるの「黒いカバン」

岡本おさみが泉谷しげるに書いた「黒いカバン」の歌詞に、”ぼくは人間ですよ”というフレーズが出てくる。 そこには「いち庶民」の目線でうたのことばを書くという、岡本…

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久保田早紀の「異邦人」を見事なアレンジで大ヒット曲に仕上げた編曲家とプロデューサーの力技

1979年10月に発売された無名の新人シンガー・ソングライター、久保田早紀のデビュー曲「異邦人」が誕生した陰にはすぐれた編曲家、萩田光雄によるプロの仕事があり、…

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「北帰行」~日本の叙情的な名曲はなぜ北へ北へと向かうのか?②

「面白い歌があるぞー、新宿のうたごえ喫茶だぞ-って馬渕さんが言いながら、昼間に二人でぶらぶらお茶を飲みに行って聴いた。で、あぁ、良い歌だ、良い歌だって、レコーデ…

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「北帰行」~歌のなかで主人公はなぜ北へ北へと向かうのか?①

日本の叙情的な歌謡曲の主人公は、なぜか北へ北へと行きたがる。 傷ついた心の持ち主のふるさとがみんな北国にあるかのように、傷心の男や女は歌のなかで北へ帰る。 「北…

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「東京ドドンパ娘」~大阪のクラブで生まれたラテン・リズムが東京から大ヒット

かつてビクターにこの人ありと言われた名物ディレクター、磯部健男は雪村いづみや浜村美智子、松尾和子、フランク永井、森進一、青江三奈を世に出した人物である。 196…

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ビートルズに飛びついた女の子たちの気持ちを知る北山修が書いた「花」の歌

ザ・フォーク・クルセダーズ解散後に医学の道に進んだ北山修は、1987年に「ビートルズ」という本を書き下ろしている。 そこでは日本人にとってのビートルズとはなんだ…

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ローリング・ストーンズがビートルズから曲を提供してもらった「彼氏になりたい」

1963年6月7日に発売されたローリング・ストーンズの1stシングル「カム・オン」は、チャック・ベリーのカヴァーだ。 これをデビュー曲に選んだのは、バンドではな…

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鈴木茂のギターで記念碑的な名曲となった、はっぴいえんど「12月の雨の日」

「12月の雨の日」は作詞・松本隆、作曲・大瀧詠一、その後の日本の音楽シーンに一時代を築いていく二人の表現者が、まだ20歳を過ぎたばかりの若かりし頃、出会い頭に誕…

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ヨーロッパでもアフリカでも歌われていた中村八大と永六輔のつくった「遠くへ行きたい」

日本テレビ系列で1970年から放送されている長寿番組が『遠くへ行きたい』、そのテーマソングとして今でも使われているのが「遠くへ行きたい」である。 NHKの音楽バ…

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