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美女たちのメランコリー〜ノラ・ジョーンズほか

2014.06.18

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「TAP the COLOR」連載第34回

『メランコリア』という映画があった。ブルーな巨大惑星が地球に異常接近。それはすべての世界の終焉を意味している。姉妹はまるで待ちわびているかのように幻想的なカウントダウンへ──美女にはブルーがよく似合う。今回はメランコリーな色っぽさが漂う作品をセレクト。

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Front シャーデー『Diamond Life』(1984)
英国を代表するディーバ、シャーデー・アデュ率いるユニットのデビュー作。ソウルやジャズやポップの泡。汚れた心身を洗い流してくれるような感覚に包まれる。寡作家として知られるが、アルバムをリリースするとロングセラーになる。極めて都会的な光景と溶け合う。


1301691010_folder ベリンダ・カーライル『Heaven on Earth』(1987)
LAの女子バンド、ゴーゴーズの頃の活発なイメージが強かったベリンダ。ソロ2枚目となる本作で、大人の女としての歌い手へと変貌を遂げた。全米1位を獲得した80年代の忘れ得ぬ名曲「Heaven Is a Place on Earth」やダイアン・ウォーレン作「I Get Weak」などを収録。

come_away_with_me_norah_jones ノラ・ジョーンズ『Come Away with Me』(2002)
世界中でベストセラーになったノラのブルーノート・レーベルからのデビュー作。幼い頃よりジャズ、R&B、カントリーに親しんだという豊富な音楽体験が完璧なバランスでブレンドされ、彼女にしか醸し出せない不思議なムードが全編に流れる。グラミー8部門を受賞。

001~20 エヴァネッセンス『‪Fallen‬』(2003)
印象的な顔面アップは、バンドのヴォーカルで看板のエイミー・リー嬢。中世、吸血鬼、黒魔術を彷彿とさせる世界観を表現して大ヒットさせたのはオジー・オズボーン以来。「Bring Me to Life」「My Immortal」などヒットを連発して世界で1700万枚を売った。

【執筆者の紹介】
■中野充浩のプロフィール
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