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スコットランドからの音〜アズテック・カメラほか

2014.10.22

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「TAP the COLOR」連載第52回

つい最近の独立投票のニュースやNHK朝のテレビ小説の影響もあってか、以前よりスコットランドに注目が集まり始めている。ロック/ポップの世界にもスコットランド出身のアーティストは数多い(以下はほんの一部)。アイルランド同様、音と風景が一つになる神秘的な国だ。

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13229 アズテック・カメラ『High Land, Hard Rain』(1983)
スコットランドが生んだ「ネオアコ永遠の名盤」と謳われる作品。これを作ったロディ・フレイムは当時まだ10代。ソウルやジャズといったアメリカ音楽の風景が見え隠れしつつ、青春短編小説的な心情が全編に渡って綴られる。何度聴いても何年経っても新鮮な感動に包まれる。


Strawberry Switchblade - Strawberry Switchblade - ストロベリー・スウィッチブレイド『Strawberry Switchblade』(1985)
ジャケット写真からも分かるように、一度見たら忘れられないゴスロリなファッション&メイクと大ヒット曲「ふたりのイエスタディ」で、当時日本でも話題になったグラスゴー出身の二人組。たった1枚で解散してしまったが、1980年代の英国音楽を振り返る時には外せない。

71IYyx6zt7L._SL1500_ アル・スチュワート『Year of the Cat』(1976)
グラスゴー出身のシンガーソングライター、アル・スチュワートの代表作。哀切なメロディが印象的なタイトル曲がアメリカで8位のヒット。プロデュースはアラン・パーソンズ。ジャケットのアートワークは、英国の伝説のデザイン集団ヒプノシスによるもの。

dirtydeeds_canLP_front AC/DC『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』(1976)
初期にはバクパイプを取り入れた曲もある彼ら。バンドの要であるマルコム&アンガス・ヤング兄弟はスコットランド生まれ(この時期のヴォーカルのボン・スコットも)。本作のアートワークはこちらもヒプノシス(豪盤以外)。グルーヴ感のあるR&Rは今も昔も変わらない。

【執筆者の紹介】
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