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バンドを離れて〜ジェームス・イハほか

2014.11.26

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「TAP the COLOR」連載第57回

バンドを離れてソロ活動をすることは、多くのアーティストにとって期待よりも不安が占める割合が大きいという。解散や脱退など状況は様々だが、そこに共通するのは誰の足跡もついていないような新たな道を歩もうとする決意だけだ。どことなく漂う孤独感もいい。

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1757 ジェームス・イハ『Let It Come Down』(1998)
スマッシング・パンプキンズの解散前にリリースされた初ソロ作。スマパン時代より「Take Me Down」などでその独自の歌声を聞かせてくれていたギタリスト。その世界観が好きな人には本作は永遠の名盤。2012年には14年ぶりのセカンドが届けられた。


Front ジョニー・サンダース『So Alone』(1978)
伝説のニューヨーク・ドールズやハートブレイカーズ解散後にリリースした初ソロ作。シン・リジィのフィル・ライノットやピストルズのスティーブ・ジョーンズやポール・クックの参加も嬉しい。ジョニーはロック界のアウトローとして人生を貫いた。1991年に38歳の若さで死去。

barrett シド・バレット『The Madcap Laughs』(1970)
先日20年ぶりの新作を発表したピンク・フロイド。その創始者であるシド・バレットが1968年にバンドを脱退して放った初ソロ作。サイケデリックとフォークの浮遊する感覚が全編に漂う。ジャケットデザインはヒプノシス、写真はミック・ロックが撮影。2006年に死去。

Peter_Frampton ピーター・フランプトン『Frampton Comes Alive!』(1976)
アイドルグループやハンブル・パイでの活動を経て、ソロへと転身。1974〜75年にかけて地道にライブを続けるうちに評判となる。ライブ盤である本作は世界中で大ヒット。90年代に入って映画『リアリティ・バイツ』で「Baby,I Love Your Way」が使用された。

【執筆者の紹介】
■中野充浩のプロフィール
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