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生き物たちのグリーン〜イーグルスほか

2015.01.28

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「TAP the COLOR」連載第66回

動物の写真やイラストがジャケットになっている作品のうち、今回はグリーンからのセレクト。牛のジャケットは余りにも衝撃的で、アートワークの力と視覚に心奪われた人も多いと思う。ロックアルバムなのに、普通すぎてそれがストレンジだった。

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atom_heart_mother_cover ピンク・フロイド『Atom Heart Mother』(1970)
60年代後半からロックアルバムのあり方は変わろうとしていた。ジャケットのデザインも然り。バンド名もタイトルも記されていなかった本作は、アート集団「ヒプノシス」の存在を知らしめた画期的な作品。通称「牛のアルバム」。『原子心母』という邦題も凄い。


The_Eagles-On_The_Border-Frontal イーグルス『On the Border』(1974)
彼らの過渡期と言われる3作目。前作『ならず者』からドン・ヘンリーとグレン・フライのコンビがリーダーシップを取り始め、本作からはギタリストのドン・フェルダーが加入。カントリー色を弱めて、エッジの効いたR&Bもアプローチしたロックサウンドを聴かせる。


what-were-the-biggest-grammy-album-of-the-year-fails-516950338-feb-8-2013-1-600x590 クリストファー・クロス『Christopher Cross』(1979)
甘美なメロディとハイトーンな声。一流のスタッフによる風と香りが漂うサウンドプロダクション。いわゆるAORの中でも最も評価が高く、最も売れた作品として知られる。グラミー賞も独占した。フラミンゴのイメージは本人のルックスが唯一の弱点だったから?


b76ff28627af72d7c09c168eceb02b89.600x600x1 トレイン『Save Me,San Francisco』(2009)
今やアメリカンロックの代表格であるトレイン。1998年にデビュー。2001年のセカンドにして名作『Drops of Jupiter』をリリース。5枚目となる本作のアルバムタイトルは、サンフランシスコで結成されたバンドとしてのプライドとストーリーが込められている。


【執筆者の紹介】
■中野充浩のプロフィール
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