TAP the COLOR

歌う女たちPart2〜リッキー・リー・ジョーンズ/シャキーラほか

2015.12.23

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「TAP the COLOR」連載第113回

ロック全盛期の1960〜70年代は、女性シンガー・ソングライターの存在はまだまだ希少であり、80年代のMTV時代では音楽性よりもそのヴィジュアル性に注目が集まっていた。しかし、90年代に入ると、女性アーティストの活躍が増し、様々な表情を持った歌い手や書き手が登場。時代を反映する存在として真の女性の時代に突入していく。

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1035x1035-rickieleejones-1800-1399651515 リッキー・リー・ジョーンズ『Rickie Lee Jones』(1979)
ヴォードヴィリアンの祖父母の血が流れた、音楽と放浪を愛する学生の女の子がLAのクラブで歌い始め、やがてトム・ウェイツやローウェル・ジョージといった同じ美学を持った男たちを魅了する。こうして世に出るきっかけを作ったリッキーのデビュー作には、ドクター・ジョンやマイケル・マクドナルド、ランディ・ニューマンやジェフ・ポーカロ、そしてニック・デカロといった面々が参加。ルーツ・ミュージックを消化した一人の女の物語が綴られる。その強烈な世界観はグラミーで新人賞を得るに至った。


71+LokGlumL._SL1088_ スザンヌ・ヴェガ『Solitude Standing』(1987)
NYのアップタウンで育った音楽と文学が大好きな大学生の女の子は、ボブ・ディランやレナード・コーエンに影響を受けながら、やがてクラブでアコギ片手にフォークソングを歌い始めて注目されていく。1980年代半ば、MTV全盛のカラフルでポップな時代に、突如として静寂のモノクロなイメージで登場したスザンヌの新鮮さ。2枚目の本作からは「Luka」や「Tom’s Diner」が世に広まった。今聴いても歌の力を強烈に感じる名盤。


Shakira-Laundry-Service シャキーラ『Laundry Service』(2001)
1990年代後半〜2000年代前半に起こった空前のラテンブーム。サンタナの大復活をはじめ、ジェニファー・ロペスやリッキー・マーティン、エンリケ・イグレシアスやマーク・アンソニーらの活躍の中で、ひときわ眩い輝きを放っていたシャキーラ。北米や世界に羽ばたいた英語アルバムの第1弾である本作は、超ベストセラーを記録。ラテンやロックやポップがブレンドした華やかで力強い、音楽という宴。


600x600 テイラー・スウィフト『Fearless』(2008)
カントリー音楽が大好きな女の子。ソーシャルメディアを使いこなすポップスター。20代半ばにして年に何十億も稼ぐセレブリティ。日本のカワイイ文化ともシンクロするファッションリーダー。自分の恋愛体験を題材にして歌う等身大の歌い手。テイラーの頭上には様々なイメージが舞っている。しかしそのどれもがテイラーなのだ。セカンドの本作はその始点的存在で、ヒット曲も量産。2010年代はまだまだ彼女の時代だ。






参考/『ディスク・コレクション〜女性シンガー・ソングライター』

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