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黒いスーツのデビュー盤〜ザ・ジャムほか

2013.10.30

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「TAP the COLOR」連載第1回

デビュー作はミュージシャンにとって特別な存在。しかも独自の世界観や音楽性でいきなり登場なんて完全にやられてしまう。今回紹介するのは、そんな中でもひと際眩しい個性を放った4枚。黒いスーツの怒れる若者たち。

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ローリング・ストーンズ『The Rolling Stones』(1964)
ストーンズの伝説的なデビュー作(UK盤)。ロンドンR&Bシーンの顔役として、自分たちの愛するナンバーをカバー。20歳前後の若者とは思えない渋い選曲。そしてこの佇まい。彼らの世界観が見事に表現された秀逸すぎるジャケットワーク。



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ザ・ジャム『In the City』(1977)
今や英国音楽の知的良心とも言える、ポール・ウェラー18歳の原点作。パンク・ムーヴメントのまっただ中、細身のモッズスーツを着こなしてリッケンバッカーをかき鳴らす。ほとばしる情熱と音楽愛。都会で生きる若者たちへの賛歌が熱い。


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スペシャルズ『The Specials』(1979)
2トーン・レーベルからの衝撃的な登場作。レゲエのルーツ・ミュージックであるスカを取り入れた音楽性は、ストリートの若者たちに絶大な支持を得た。白黒のデザインはルードボーイたちの色彩であり、黒人と白人の融合に他ならなかった。



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ブルース・ブラザーズ『Briefcase Full of Blues』(1978)
破滅型のコメディアン、ジョン・ベルーシが相棒ダン・エイクロイドと組んだブルースユニットの1作目。バックを固めるのは伝説的なミュージシャンたち。音楽に本気や愛情があるから成立する世界。ファッションもブルースマンそのもの。








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