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TAP the COLOR

孤独を知る男たちの肖像〜トム・ウェイツほか

2013.11.06

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「TAP the COLOR」連載第2回

孤独を知る男たちには黒がよく似合う。裏通りで酔っぱらう男。愛する妻子を亡くした男。老いても一人歌い続ける男。落ちぶれても這い上がろうとする男。余分な色はいらない。ただ暗闇にその顔や姿があるだけで、それでいい。

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トム・ウェイツ『Closing Time』(1973)
LAのピアノマンやシンガーソングライターと言うと、爽やかなイメージが沸くけど、この男はしゃがれた声で裏通りや夜の世界で嘆く人々を歌い上げる詩人。酒や煙草が欠かせない世界。それでも人は生きて行くことを教えてくれる名作。

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ロイ・オービソン『Mystery Girl』(1989)
ロックンロール創世記の最重要人物の一人であること以上に、こんなにも儚い声で人生の哀切甘美を歌い上げた人はいないという点に絶対的な魅力があると思う。これは彼の復活作であり遺作であり、そして珠玉の人間ドラマだ。

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ジョニー・キャッシュ『American IV: The Man Comes Around』(2002)
この人もまたロックやカントリー音楽の伝説となったが、それは音楽に対して自分を犠牲にしてまでも真摯な姿勢を貫き続けたからに他ならない。魅力的な音楽にはつながりがある、ということを教えてくれた人。晩年作はどれも必聴。

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チャーリー・セクストン『Cruel and Gentle Things』(2005)
MTV繁栄の影響でヴィジュアル重視の消費型ポップ音楽にヒットチャートが独占されていた1980年代半ば。17歳の少年は華やかにデビューし、そして消えた。落ちぶれて明日の金もなかったという男。余りにも感動的で静かな復活作。

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