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TAP the COLOR

デザイン集団ヒプノシスの黒〜T・レックスほか

2013.11.13

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★ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド
「TAP the COLOR」連載第3回

英国のデザインチーム「ヒプノシス」──1960年代後半から1980年代前半までの活動期間において、数々のロックレコードのデザインを手掛け、アルバムジャケットをユニークかつクールなアート作品として世界に知らしめたことで有名。

あなたの好きな色は?〜TAP the COLORのバックナンバーはこちらから

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T・レックス『Electric Warrior』(1971)
いわゆるグラム・ロックのマストアイテム。マーク・ボランという時代が生んだスター。派手なメイクとファッション。中世(中性)的で眩くてどこまでも魔術的なロックンロールの旋律。そんなカラフルなイメージとは真逆の、黒の世界に鳥肌が立つ。

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ピンク・フロイド『The Dark Side of the Moon』(1973)
「もうずっと何年も俺は気が狂いっぱなしなんだ……」という男の不気味な声から幕開ける本作には、全編に渡り発狂して脱退したフロイドの創始者シド・バレットの亡霊が漂う。ヒプノシスのストーム・ソーガソンがシドの同級生というのも必然だった。

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ウイングス『Band on the Run』(1973)
こちらも当時、ある意味で〝ビートルズの亡霊〟に苦しめられながら音楽活動を続けていたポール・マッカートニー率いるウイングスの傑作。ヒプノシスは次作『Venus and Mars』のジャケットワークも手掛けている。ポールの来日公演は11/11より。

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バッド・カンパニー『Bad Company』(1974)
フリー解散後、ポール・ロジャースがモット・ザ・フープルやキング・クリムゾンの元メンバーと組んだスーパーグループとして登場。彼らもまた同様に“過去の亡霊”と闘っていたに違いない。シンプルで目を引くジャケットでヒプノシス効果絶大な作品の一つ。

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『For the Love of Vinyl』
ヒプノシスのアルバムアートが収録された書籍作品集。めくっているだけで1970年代ロックの鼓動が聴こえてきそうな凄さ。200ページ以上に渡り、本人たちによって詳細に解説されている(英語版)。楽曲単位のダウンロード購入が主流の人にはぜひお薦めしたい一冊。

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