TAP the COLOR

6月に去ったレジェンド〜ボビー・ブルー・ブランド/ジョン・リー・フッカーほか

2016.06.22

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「TAP the COLOR」連載第139回

6月2日、ボ・ディドリー。6月15日、エラ・フィッツジェラルド。6月21日、ジョン・リー・フッカー。6月23日、ボビー・ブルー・ブランド。今夜は、偉大なレジェンドたちが遺した音楽と向き合う時間を過ごしたい。

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ODR6022 ボビー・ブランド『Two Steps from the Blues』(1961)
黒人聴衆に向けた全国巡業、いわゆるチタリン・サーキットの帝王として君臨した偉大なるシンガー。ゴスペル、R&B、ジャンプ、バラード、ソウルなど、すべてにブルースが根付いた太く滑らかな独特の歌唱。「ブルースから二歩離れた」色気が本作には充満している。1978年には来日もした。2013年6月23日死去、享年83。


71Q-y+Ib16L._SL1050_ ジョン・リー・フッカー『Don’t Look Back』(1997)
デトロイトの自動車工場で働きながらブルースを演奏していた孤高のブギ・マン。1948年のデビュー曲「ブギ・チレン」でいきなりのミリオン・ヒットを飛ばす。自らのギターと歌、床を踏み鳴らすフット・ストンプ、強烈なスロー・ブルース。唯一無比の世界で半世紀近く第一線で活動した。遺作となった本作はロック界の孤高ヴァン・モリソンがプロデュース。2001年6月21日死去、享年83。


0000014262_800 ボ・ディドリー『His Best』(1997)
自らの芸名をつけたデビュー曲のヒットで一躍R&Rの最前線に躍り出たボ・ディドリー。南部生まれのシカゴのサウスサイド育ち。一度聴いたら忘れられない独自のビートで魅了する。変形ギターで演奏するヴィジュアル性も兼ね備えたエンターテイナーでもある。ベスト盤である本作には、ブルースやゴスペル色の強い曲も数多く収録。ロック界への影響大。2008年6月2日死去、享年79。


635 エラ・フィッツジェラルド『Ella in Berlin:Mack the Knife』(1960)
ロマンチックもスイングなヴォーカルも超一級の偉大なジャズ歌手、エラの歴史的なライヴ盤。人気曲で即興の歌詞で知られる「マック・ザ・ナイフ」はこれが初録音。伴奏ピアニストのポール・スミスによると、飛行機移動の当日に2ヶ所で公演するなどタイトなツアースケジュールだったので、まさかこんな名作になるとは思わなかったとか。『Songs in a Mellow Mood』(1954)や『Like Someone in Love』(1957)は必聴。1996年6月15日死去、享年79。

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