TAP the COLOR

ロックの殿堂入り2000〜ジェームス・テイラー/ボニー・レイットほか

2016.09.21

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「TAP the COLOR」連載第152回

1986年から始まった「ロックの殿堂」(Rock and Roll Hall of Fame) は、デビュー25年以上のミュージシャンやバンドを対象としているが、2000年のセレモニーではエリック・クラプトン、ジェームス・テイラー、ボニー・レイット、ラヴィン・スプーンフル、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、ザ・ムーングロウズらが殿堂入りした。

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81dch7assil-_sl1425_ ジェームス・テイラー『Sweet Baby James』(1970)
シンガー・ソングライター・ブームの出発点となった名盤としても知られ、無駄のない静かなサウンドと歌声が印象的なJTのセカンド作。激動の1960年代が終わった後の70年代のアメリカのムードを変えた作品でもある。なお、デビュー作は1968年に、あのビートルズのアップルレコード契約第1号アーティストとしてリリースされたものの、ほとんど話題にならなかった。それで良かったのだ。本作のヒット後、モンテ・ヘルマン監督の伝説的ロードムービー『断絶』に主演する。
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bonnie-raitt-sweet-forgiveness-remastered ボニー・レイット『Sweet Forgiveness』(1977)
カリフォルニア生まれのボニーはブルースフィーリングを漂わせたアーティストとして1971年にデビュー。70年代はまったく売れずに不遇の時代を過ごしたが、6作目となる本作は代表作の一つ。ジャクソン・ブラウンの曲を取り上げ、J.D.サウザーも録音に参加。ブルース、R&B、ロック、ポップス、バラードなど、それがどんなタイプの音楽であってもボニーの声に包まれると実に味わい深く、聴く者の心に響き渡る。そしてあの極上のスライドギターが壮大な音楽の旅へと誘うのだ。
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r-371845-1371540309-2041-jpeg エリック・クラプトン『Timepieces:The Best of Eric Clapton』(1982)
ECの1970〜1978年のヒット曲を集めたベスト盤。アメリカではベストセラーを記録。もちろん「Layla」やディランのカバー「Knockin’ on Heaven’s Door」も入っている。薬物や酒だけを友に無の世界をさまよっていたクラプトンにとって、1970年後半~1973年は完全に時が止まっていた状態。しかし彼は、ロック界の悲劇的伝説の“次なる犠牲者”となることなく、見事に復活したのだ。キャリアの上でも70年代のECは最も感動的。
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earth-wind-fire-open-our-eyes アース・ウインド・アンド・ファイアー『Open Our Eyes』(1974)
ジャズ・ピアニストのラムゼイ・ルイスのドラマーだったモーリス・ホワイトによって結成されたEW&F。緻密なコンセプトの上で練られたサウンドで、1970年代半ば〜80年代前半に絶大な人気を誇った。アメリカでは黒人のみならず白人にも支持され、日本ではディスコ全盛時代とシンクロして今も特定の世代の間で人気が高い。本作は成功への手応えを掴んだ彼らの5作目で、邦題は『太陽の化身』だった。Pファンクらと並んで70年代ファンク・シーンが生んだ最重要グループの一つ。

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