TAP the COLOR

6月に去ったレジェンド②〜クラレンス・クレモンズ/マイケル・ジャクソンほか

2017.06.14

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「TAP the COLOR」連載第190回

6月に亡くなったレジェンドたちの中から、R&Bのレイ・チャールズ、モダンジャズのエリック・ドルフィー、「キング・オブ・ポップ」のマイケル・ジャクソン、そしてEストリート・バンドのクラレンス・クレモンズ……今夜は、彼らが遺した音楽と向き合う時間を過ごしたい。

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レイ・チャールズ『Genius Loves Company』(2004)
2004年6月10日に73歳で亡くなったレイ・チャールズの遺作は、多くのゲストとのデュエット作となった。レイと歌うのはノラ・ジョーンズ、ジェームス・テイラー、エルトン・ジョン、ナタリー・コール、ボニー・レイット、マイケル・マクドナルド、ウィリー・ネルソン、B.B.キング、グラディス・ナイト、ジョニー・マティス、ヴァン・モリソンら。音楽とは素晴らしい。そう感じさせてくれる至福の54分間。
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ブルース・スプリングスティーン『Born to Run』(1975)
ボスことスプリングスティーンの歩みは、「ザ・ビッグ・マン」の愛称で親しまれたクラレンス・クレモンズ(2008年6月18日、享年69)抜きにして語れない。デビューからずっと相棒のように寄り添い、世界中のファンの胸を熱くした男。ビッグ・マンの吹くサックスがあったからこそ、この歴史的名作はそれ以上の輝きを放つことになった。高らかに祝福のように鳴り響く「サンダーロード」から、躍動感いっぱいの「ボーン・トゥ・ラン」、そして聴く者の心に光景が描かれていくラストの「ジャングルランド」まで、吐息と鼓動が聞こえて来る40分間。これは一つの体験だ。本作のジャケットをぜひ見開きながら聴いてほしい。


マイケル・ジャクソン『Off the Wall』(1979)
モータウンの呪縛から解かれた「歌手」マイケルがエピックに移籍後、黒人音楽のドンであるクインシー・ジョーンズをプロデューサーに迎えて放った「キング・オブ・ポップ」の記念すべき序章が本作。真のマイケルはここから誕生したのだ。ジャケット写真からもその様子が伺える。ディスコサウンドに乗せて4曲のシングルが大ヒット(2曲がナンバーワン)。この後、いよいよ『スリラー』で世界の頂点に立つことなる。なお、マイケルは2009年6月25日に亡くなった。享年50。

エリック・ドルフィー『At the Five Spot』(1961)
エリック・ドルフィーとブッカー・リトルがニューヨークのクラブ「ファイブ・スポット」で凄まじいライブ・セッションを行ったのは1961年7月16日のこと。本作はその実況録音集。しかし、このコンビはブッカーが同年10月に亡くなったことで頓挫。エリックも1964年6月29日に36歳の若さで死去。伝説的な作品となった。真のモダンジャズ(1940年代半ば〜60年代半ば)という銀河を振り返ろうとする時、エリック・ドルフィーという輝きは誰も無視できない。

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