TAP the COLOR

8月のナンバーワンアルバム③〜ローリング・ストーンズ/ガンズ・アンド・ローゼズほか

2017.08.30

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「TAP the COLOR」連載第204回〜MONOCHROME〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。暑い夏。8月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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ローリング・ストーンズ『Out Of Our Heads』(1965)
ストーンズのアメリカでの4枚目。サム・クックの「Good Times」をはじめとしたR&Bカバーを収録。一般的にはここでのハイライトはオリジナルの「(I Can’t Get No)Satisfaction」だろう。この曲もアルバムも全米で初のナンバーワンとなった。クールなジャケット写真は、映画『欲望』のモデルにもなった売れっ子カメラマン、デビッド・ベイリーによる撮影。1965年8月、3週間トップに立った。


フリートウッド・マック『Mirage』(1982)
「Hold Me」や「Gypsy」のヒットを生んだマック80年代の出発作。直前のリンジーやスティービーのソロ活動を経て、より良質なポップ・ロックの世界観を構築。傑作となった。1982年8月、5週間トップ。現在はこの黄金期のメンバーで再結成。新作が待ち遠しい。実現すれば1987年の『Tango in the Night』以来、30年振りだ。

パット・ベネター『Precious Time』(1981)
全米のティーン女子たちの間で「パット・ベネター・ルック」が流行するほど、80年代前半に絶大な人気を誇った女性ロッカー。プラチナディスクを連発した1979〜1985年あたりがパットのキャリア最盛期。本作は3枚目で、1981年8月に1週だけトップに立った。今聴くと、かなりのノスタルジーを感じる。悪くない。


ガンズ・アンド・ローゼズ『Appetite For Destruction』(1987)
1987年7月にリリースされたガンズのデビュー作。チャート初登場は182位。そこから1年掛りで1988年8月にナンバーワン到達。ツェッペリンの『Ⅳ』やAC/DCの『Back In Black』と並ぶハードロック屈指のベストセラー。また、N.W.Aのようなギャングスタラップと共に当時の“LAのリアル”を伝えてくれた衝撃作でもあった。シングルヒットも多数。オリジナルジャケット(下)は過激なために問題となり、差し替えられた。現在、黄金期のメンバーを加えたツアーで荒稼ぎ中。

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