TAP the COLOR

10月のナンバーワンアルバム③〜ボン・ジョヴィ/アウトキャストほか

2017.10.11

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「TAP the COLOR」連載第214回〜PINK〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。10月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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ボン・ジョヴィ『Slippery When Wet』(1986)
アメリカよりも先に日本で人気者となっていたボン・ジョヴィの3作目は、世界的な大ブレイク作となった。そういう意味で初期のファンには歓喜であり、少し寂しい気持ちにもなったことだろう。これから100%スターダムになっていく躍動感溢れるバンドの姿。2800万枚以上を売り上げたモンスターアルバム(9週間1位)からは、「You Give Love a Bad Name」と「Livin’ on a Prayer」というナンバーワン・ヒットも生まれた。なお、過激なジャケットワークは日本向けで、アメリカでは差し替えられた(下写真)。


アウトキャスト『Speakerboxxx/The Love Below』(2003)
ジョージア州の高校で同級生だったアンドレ・3000とビッグ・ボーイによるヒップホップ・デュオの5作目は、全米だけで1000万セットをセールス。ビッグ・ボーイの『Speakerboxxx』とアンドレの『The Love Below』から構成される2枚組だ(7週間1位)。本作からは「Hey Ya!」と「The Way You Move」がナンバーワン・ヒットを記録。その人気はアメリカでは社会現象化した。ヒップホップが苦手だったり、乗り遅れた人でも、彼らを入口にして聴いてみるのもいい。


シュープリームス『The Supremes A’ Go-Go』(1966)
「サウンド・オブ・ヤング・アメリカ」を象徴したモータウン。その看板的なグループだったシュープリームス。ダイアナ・ロスが意図的にFeatされるまで、彼女たちのソウルに対する存在意義は高かった。本作には不滅の名曲「You Can’t Hurry Love」を収録。フィル・コリンズのカバーでも有名だ。


バーブラ・ストライサンド『People』(1964)
未だ来日公演が実現していない超大物アーティストの筆頭格と言えば、この人バーブラ・ストライサンド。1962年にデビューして以来、歌手として女優としてグラミー賞・アカデミー賞・エミー賞・トニー賞すべてを受賞している。本作は彼女の最初のナンバーワン・アルバム(現在まで11枚ある)で、タイトル曲がヒットした。エンターテイナーの中のエンターテイナーと言える本物で、現在でも第一線で活躍中。

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