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12月のナンバーワンアルバム③〜エルトン・ジョン/ケニー・ロジャースほか

2017.12.20

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「TAP the COLOR」連載第226回〜WHITE〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。12月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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エルトン・ジョン『Elton John’s Greatest Hits』(1974)
70年代最大のポップスターの一人、エルトンの第1期ベスト集(10週連続1位)。いや、エルトン&バーニー・トーピンというべきか。世界のベストセラーアルバムリスト入りが当然なほど完璧な選曲。ピアノマンによる心に染みる曲から、グリッター・ファッションに身を包んでキラキラとR&Rする曲までバラエティに富む。しかし、これらはエルトン&バーニーの表向き。隠れた名曲はオリジナルアルバムに多数収録されているので、そちらもぜひ耳を傾けてほしい。


ケニー・ロジャース『Kenny Rogers’ Greatest Hits』(1980)
ポップ・カントリーの大御所ケニー・ロジャースのベスト集(2週1位)。ケニーはこれまでにカントリー・チャートで21曲のナンバーワン・シングル、11枚のナンバーワン・アルバムを放っているが、本作は全盛期ということもあってアメリカだけで1200万枚以上をセールス。代表曲「She Believes in Me」やキム・カーンズとのデュエットの名曲「 Don’t Fall in Love with a Dreamer」などを収録。

ライオネル・リッチー『Can’t Slow Down』(1983)
80年代を代表するバラディアー、ライオネル・リッチーの一大ベストセラーとなった本作(3週1位)。MTVも好作用して全米だけで1000万以上をセールス。シングルカットされた5曲「All Night Long (All Night)」「Running with the Night」「Hello」「Stuck on You」「Penny Lover」はすべて大ヒット。全盛期を迎えた男の自信作。

シャニア・トゥエイン『Up!』(2002)
90年代の女性アーティストの中で最もCDを売った一人がシャニア・トゥエイン。カントリーの枠を超えて幅広い層に支持された。大ブレイクした『The Woman in Me』(1995/全米1200万枚) 『Come On Over』(1997/全米2000万枚)に続く本作(5週1位/全米1100万枚)のプロデュースはもちろん当時の夫ロバート・ジョン・”マット”・ランジ。なお、シャニアは2017年に15年ぶりのアルバム『Now』をリリース。見事復活した。

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