TAP the COLOR

2月のナンバーワンアルバム②〜オハイオ・プレイヤーズ/ノラ・ジョーンズほか

2018.02.14

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「TAP the COLOR」連載第238回〜RED〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。2月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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オハイオ・プレイヤーズ『Fire』(1974)
1970年代のブラック・ミュージックのメインストリームかつアイデンティティの一つ、ファンク。中でもオハイオ・プレイヤーズの存在はロックファンにも強烈にアピールした。60年代末にデビュー後、74年にマーキュリー入りしたあたりから変貌して一気に加速。本作(1週1位)は彼らの最高傑作と称される1枚で、ナンバーワン・ファンク・バンドに到達した名作。ストリートに根ざしたファンクで眩しいくらいの輝きを放った。前後の『Skin Tight』『Honey』も重要作だ。



アリス・イン・チェインズ『Jar of Flies』(1994)
同じシアトル出身のニルヴァーナやパール・ジャムとともに、グランジ/オルタナティヴのムーヴメントのトップランナーとして人気を誇ったアリス・イン・チェインズ。90年代ロックを語る上で絶対に外せないバンド。本作はEPにも関わらずチャートのトップに(1週1位)。当時の勢いを象徴する。なお、ヴォーカリストのレイン・ステイリーは深刻だったドラッグ問題で2002年4月に死去。



ノラ・ジョーンズ『Not Too Late』(2007)
2002年に『Come Away with Me』でデビュー。CDの売れないゼロ年代に大ベストセラーを記録して、歌のチカラを届けてくれたノラ。ジャズをベースに、ソウルやカントリーなど幅広い音楽性が彼女の魅力。本作は2004年のセカンド『Feels Like Home』に続くサード作(3週1位)。全曲自身によるオリジナル。彼女にしか醸し出せない夜の風景の浮遊ムードがたまらない。ジャケットワークも素晴らしい。



50セント『Get Rich or Die Tryin’』(2003)
ニューヨークのどうしようもない環境でトラブル続きの日々を送っていた悪役を、エミネムとドクター・ドレーが救出。才能が一気に開花したデビュー・アルバム。「In da Club」「21 Questions」の2曲のナンバーワン・ヒットも誕生し、世界で1400万以上をセールス。50セントは一躍ゼロ年代を代表するラッパーとなった。なお、2005年には同名タイトルの自伝的映画も公開された。もちろんビジネスマンとしても有名だ。


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