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2月のナンバーワンアルバム③〜カーリー・サイモン/シャーデーほか

2018.02.21

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「TAP the COLOR」連載第240回〜BLUE〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。2月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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カーリー・サイモン『No Secrets』(1972)
70年代初頭のシンガー・ソングライターのブームを担った一人、カーリー・サイモンの代表作(5週1位)。夫となるジェームス・テイラー、ローウェル・ジョージ、ポール・マッカートニーらが参加。ロックとポップが融合した洗練された歌声とサウンドを聞かせる。ミック・ジャガーがバック・ヴォーカルに加わったことでも知られるシングル「You’re So Vain」がナンバーワン・ヒットを記録した。


ロッド・スチュワート『Blondes Have More Fun』(1978)
70年代のロッド・スチュワートは真のスーパースターとして、華麗なるロックスターとして、そのイメージが余りにも眩しすぎて、80年代は払拭するのに苦労したことだろう。本作は当時最先端だったディスコ・ミュージックを取り入れて大ヒット(3週1位)。盗作騒ぎになったナンバーワン・ヒット「Da Ya Think I’m Sexy?」を収録。日本では来日絡みで売れまくった。

シャーデー『Promise』(1985)
英国を代表するディーバ、シャーデー・アデュを看板とするバンドのセカンド作(2週1位)。ソウルやジャズやポップの泡が汚れた心身を洗い流してくれるような至福の感覚。スモーキーな彼女の歌声が極めて都会的な光景と溶け合う。「The Sweetest Taboo」などがヒット。寡作家として知られるが、アルバムを出すとロングセラーになる。2010年には10年ぶりの新作『Soldier of Love』をリリースして話題になった。

ティファニー『Tiffany』(1987)
これが80年代ティーンポップの金字塔、ティファニー15歳のデビュー作。大人たちによる練りに練られた隙のないプロダクション。ショッピングモールでのツアーから始まり、最終的にアルバム/シングル2曲とも全米1位(2週)に到達。その可憐なルックスから日本でも話題になった彼女。彼女の前例なしに、ブリトニー・スピアーズもジャスティン・ビーバーも語れない。

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