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3月のナンバーワンアルバム①〜『ティファニーで朝食を』/ゴーゴーズほか

2018.03.07

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「TAP the COLOR」連載第242回〜BLUE〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。3月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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ヘンリー・マンシーニ/サウンドトラック『Breakfast at Tiffany’s』(1961)
オードリー・ヘップバーン主演の名作映画のサントラ(12週1位)。トルーマン・カポーティの原作小説をロマンチック・コメディ化し、洗練されたイメージに包まれた作品に仕上がった。ティファニー前でクロワッサンとコーヒーを手にする余りにも有名なシーンも生まれた。音楽はムード音楽の帝王の一人、ヘンリー・マンシーニ。「ムーン・リバー」は永遠の名曲だ。



ゴーゴーズ『Beauty and the Beat』(1981)
ガールズバンドとして初めてナンバーワン・ヒットを放ったことで知られるのが、LA出身のこのゴーゴーズ。その本作はデビュー盤(6週1位)であり、IRSレコードの知名度向上にも貢献。シングルカットされた「We Got the Beat」は大ヒットし、彼女たちを象徴するナンバーに。1985年に解散後、ベリンダ・カーライルとジェーン・ウィードリンはソロに転向してヒットを飛ばした。
(お知らせ)
2018年4月2・4・5日、ベリンダ・カーライルの来日ステージ情報はこちらから。
大阪公演@ビルボードライブ
東京公演@ビルボードライブ



Mr. ミスター『Welcome to the Real World』(1985)
スタジオミュージシャンとして活動していたメンバーたちが集まって結成されたバンド。MTV時代に突如ブレイクし、このセカンド(1週1位)から2曲のナンバーワン・ヒット「Broken Wings」「Kyrie」を放つ。中心となるのはソングライターとしても活躍していた元ペイジズのリチャード・ペイジとスティーヴ・ジョージの二人。今聴くと、80年代の風景が蘇ってくる。これはもう傑作だ。



デビー・ギブソン『Electric Youth』(1989)
1987年のフレッシュすぎるデビュー作『Out of the Blue』も素晴らしかったが、セカンドとなる本作(5週1位)こそが彼女の最高傑作。この時まだ18歳。全曲自作という奇跡。大名曲「Lost in Your Eyes」や「No More Rhyme」など一度聴いたら耳に残るティーンの切ないメロディ満載。山下達郎も惚れた才能。もっと再評価が望まれる。


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