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3月に去ったレジェンド②〜T・ボーン・ウォーカー/パッツィー・クラインほか

2018.03.14

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「TAP the COLOR」連載第245回〜BLACK〜

(3月に亡くなった主なミュージシャン)
ロック/ポップ:チャック・ベリー、ジョン・フィリップス(ママス&パパス)、リチャード・マニュエル(ザ・バンド)、キース・エマーソン(EL&P)、アンディ・ギブ(ビー・ジーズ)、ポール・コゾフ(フリー)、マイク・ポーカロ(TOTO)、ランディ・ローズ、イアン・デューリー、ダスティ・スプリングフィールド、ダン・ハートマン、マントヴァーニ

カントリー/フォーク:パッツィ・クライン、ジョーイ・フィーク

ブルーズ/R&B/ソウル:ジョン・ベルーシ(ブルース・ブラザース)、Tボーン・ウォーカー、ローウェル・フルソン、ジェイムズ・コットン、アーサー・クルーダップ、ノートリアスB.I.G.

ジャズ:チャーリー・パーカー、チャーリー・クリスチャン、レスター・ヤング、ジャッキー・マクリーン

その他:セルジュ・ゲンスブール、セレーナ、フランキー・ナックルズ


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T・ボーン・ウォーカー『The Great Blues Vocals And Guitar Of T-Bone Walker』(1963)
すべてのエレクトリック・ギターのブルーズはこの男から始まった。「モダン・ブルーズ・ギターの父」と称されるTボーン・ウォーカーの登場だ。本盤は1945〜50年の録音集。全編に渡って流れる洗練された都会的な響き。甘い声。泥臭いだけがブルーズじゃない。パフォーマンスも衝撃的だったエンターテイナー。屈指の名曲「Call It Stormy Monday」を収録。1975年3月16日死去、享年64。


パッツィー・クライン『12 GREATEST HITS』(1988)
チェット・アトキンスやオウエン・ブラッドリーらが開拓したナッシュヴィル・サウンドでスターとなったのがこのパッツィー・クライン。本作は1963年3月5日、キャリア絶頂期だった30歳の若さで他界(航空機の事故)した彼女のベスト盤。アメリカでは1000万枚以上を売ったベストセラー。「I Fall to Pieces」やウィリー・ネルソン作「Crazy 」、ドン・ギブソン作「Sweet Dreams」など、歴史的なヒット曲を収録。カントリー音楽の入門に最適な1枚。


TOTO『Isolation』(1984)
TOTOと言えば、1982年のグラミー賞7冠作『TOTO Ⅳ』があまりにも有名だが、本作はそれに続く彼らの5枚目。大きく期待されたせいか、それほどヒットはしなかった。しかし時代はMTV全盛期の真っ只中。ビデオクリップで慣れ親しんだ世代(今の50歳前後)にはかなり印象が強い作品。1978年にデビューしたTOTOは高度な演奏力で日本でも人気があったバンド。産業ロックなどと揶揄されたりもしたが、それが何だというのだろう。メンバーにはジェフ(ドラム)、マイク(ベース)、スティーヴ(キーボード)のポーカロ三兄弟が在籍。マイクは2015年3月15日死去、享年59。


ノートリアスB.I.G.『Life After Death』(1997)
アイスTやNWAらを発端とするギャングスタ・ラップがメインストリーム化して、西海岸が主導権を握っていた90年代。対する東海岸のヒップホップを担っていたのが、このビギーことノートリアスB.I.G.(ビー・アイ・ジー)。1996年9月に西海岸のデス・ロウ所属の2パックが銃撃されて死亡。翌年3月9日にはバッド・ボーイ所属のビギーも同様に銃弾に倒れた。享年24。この対立事件はヒップホップ史上最悪の悲劇として知られている。2枚組の本作は死後直後にリリースされ、ヒップホップ史上最大級のセールスを誇る。

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