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4月のナンバーワンアルバム②〜アリス・クーパー/エイス・オブ・ベイスほか

2018.04.11

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「TAP the COLOR」連載第250回〜GREEN〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。4月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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ハリー・ベラフォンテ『Calypso』(1956)
80年代に青春を送った世代には「USAフォー・アフリカ」の提唱者として記憶に残るベラフォンテ。歌手、俳優、社会活動家としてのキャリアを通じて大きな功績を残した人物でもある。本作は有名な「バナナ・ボート/Banana Boat(Day-O)」や「Jamaica Farewell」を収録した大ヒット作(31週1位)。1956〜57年におけるカリプソの世界的ブームを牽引した。


ジョン・デンバー『John Denver’s Greatest Hits』(1973)
ロッキー・マウンテンでの清らかな暮らしの中から社会問題や環境問題と積極的に取り組んだミュージシャンであり、ポップとカントリー両方で数多くのスタンダードを生んだソングライター。それがジョン・デンバーだ。本作は最初のベスト盤(3週1位)で、誰もが一度は耳にしたことのある「故郷に帰りたい」(Take Me Home, Country Roads)のほか、「悲しみのジェット・プレーン」(Leaving on a Jet Plane)「太陽に背を向けて」(Sunshine on My Shoulders)「ロッキー・マウンテン・ハイ」(Rocky Mountain High)などを収録。風と匂いを感じてみよう。1997年10月12日死去、享年53。

アリス・クーパー『Billion Dollar Babies』(1973)
これぞロッカー。か弱い女の子の名前とはかけ離れたホラー&ショックな演劇的なステージと強烈なサウンドで、ハードロックの最重要人物の一人となったアリス・クーパー。1969年にアルバムデビューして以来。現在もリスペクトを受けながら活動中。本作(1週1位)は唯一のナンバーワン・アルバムで、ゲストにマーク・ボラン、ドノヴァンらを迎えた。前作『School’s Out』や前々作『Killer』も傑作だ。俳優としてもその特異なキャラを生かしている。

エイス・オブ・ベイス『The Sign』(1993)
3人の兄姉妹と友人によるスウェーデンの4人組。レゲエやクラブ・ミュージックを融合したノリの良いサウンドで90年代の最も記憶されるべきアルバムの一つとなった本作は、世界で2000万枚以上のセールスを記録して全米ナンバーワン(2週1位)に。大ヒットした「All That She Wants」「The Sign」「Don’t Turn Around」などを収録。今聴いても新鮮な気分になる。

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