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白いドレスの女〜マドンナほか

2014.03.05

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「TAP the COLOR」連載第19回

『白いドレスの女』というアメリカ映画があった。色っぽくて気怠くて、そして「魔性の女」の物語として何よりも印象深い。音楽の世界にも「女王」「歌姫」「妖精」などと呼ばれる魅力的な歌い手たちがいる。今回は白い服に包まれた彼女たちの傑作を紹介。

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Stevie-Nicks-Bella-Donna-1981 スティーヴィー・ニックス『Bella Donna』(1981)
このジャケットのように、今も「ロックの妖精」であり続ける彼女の初ソロ作。フリートウッド・マックのアルバムでは数曲しか聴けない彼女のハスキーな歌が、こちらでは全編で浸れる嬉しさ。トム・ペティやハートブレイカーズの面々、ドン・ヘンリーなどが参加。


Patti_Smith-Easter_(1996)-Frontal パティ・スミス・グループ『‪Easter』(1978)
「NYパンクの女王」と謳われていた頃の第3作。ブルース・スプリングスティーンとの共作「Because the Night」収録として有名だが、全編に漂う復活祭のムードが聴く者を確固たるパティの世界へと誘う。「Privilege」あたりを聴いてほしい。

Madonna-Like_a_Virgin-Frontal マドンナ『Like a Virgin』(1984)
「ポップの女王」への道を決意した一作であり、社会現象を巻き起こした世界規模の大ヒットアルバム。前作のNYダンスポップの最先端を臭わせつつも、時代の空気をマーケティングした親しみやすい楽曲が並ぶ。ヴィジュアル面でのMTVの影響も大きかったのは言うまでもない。

img_589845_17139415_0 ホイットニー・ヒューストン『‪Whitney Houston』(1985)
1980年代が生んだ「偉大なる歌姫」、ホイットニーの伝説的なデビュー作。強い心を持つことの大切さ、優しさ美しさすべてを兼ね備えた永遠のバラード「Greatest Love of All」における彼女の歌唱は、このアルバムのハイライト。音楽界は本当に惜しい人を亡くした。

【執筆者の紹介】
■中野充浩のプロフィール
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