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6月に去ったレジェンド③〜ボビー・ウーマック/ローウェル・ジョージほか

2018.06.06

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「TAP the COLOR」連載第263回〜BLUE〜

(6月に亡くなった主なミュージシャン)
ロック/ポップ:アンドリュー・ゴールド、ロニー・レーン、ボブ・ウェルチ、ヘンリー・マンシーニ、ロリー・ギャラガー、クラレンス・クレモンズ、フレッド・アステア、ジュディ・ガーランド、ジェイムス・ハニーマン・スコット(プリテンダーズ)、ジョン・エントウィッスル(ザ・フー)、ローウェル・ジョージ、ローズマリー・クルーニー

カントリー/フォーク:コンウェイ・トゥイッティ、ティム・バックリィ、チェット・アトキンス

ブルーズ/R&B/ソウル:デヴィッド・ラフィン(テンプテーションズ)、ボ・ディドリー、ココ・テイラー、ビリー・プレストン、レイ・チャールズ、ジョン・リー・フッカー、ボビー・ブルー・ブランド、マイケル・ジャクソン、ボビー・ウーマック

ジャズ:メル・トーメ、スタン・ゲッツ、オーネット・コールマン、ベニー・グッドマン、エラ・フィッツジェラルド、アート・ペッパー、ジューン・クリスティ、クリフォード・ブラウン、エリック・ドルフィー

その他:ケイシー・ケイサム、ジェームズ・ホーナー


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リトル・フィート『Dixie Chicken』(1973)
リトル・フィートは、フランク・ザッパ率いるマザーズ・オブ・インヴェンションのギタリストだったローウェル・ジョージが中心になって結成したバンド。LAのど真ん中出身の彼らがニューオーリンズR&Bの熱風を吹かせたのが3枚目の本作であり、同時期のイーグルスやドゥービーズとは一味違う、ローウェル・ジョージのスライドギターが音楽の旅人たちの心をとらえた1枚。ボニー・プラムレットやボニー・レイットらがヴォーカルで参加。聴けば聴くほど、味が出る。ライ・クーダーが好きな人には相性良し。印象的なジャケットワークはネオン・パークによるもの。スライドギターに興味がある方には『CROSSBEAT Presents スライド・ギター』(五十嵐正監修)というガイド本がオススメ。ローウェル・ジョージは1979年6月29日死去。享年34。


ボビー・ウーマック『The Poet』(1981)
60年代ソウル期からサム・クックと仕事をしていたボビー・ウーマックは、1968年に最初のソロアルバムをリリース。亡きサムの美学を忘れることなく、王道ソウル・シンガー/ギタリストとして数々の傑作を残す。80年代にはキャリア最高傑作と評価される本作をリリースして、サザン/ディープ・ソウルの味わい深い魅力を新しい世代にも伝えてくれた。名曲「If You Think You’re Lonely Now」を収録。次作『The Poet II』(1984年)も素晴らしい。2014年6月27日死去。享年70。

アンドリュー・ゴールド『What’s Wrong with This Picture?』(1976)
60年代の音楽に影響を受けながらも70年代のウエスト・コースト臭が強烈に漂う、1975年にデビューしたシンガー・ソングライターのアンドリュー・ゴールドのセカンド。本作からは「ロンリー・ボーイ」(全米7位)のヒットが生まれた。同時期にはリンダ・ロンシュタットのバックでも活躍。アサイラム・レーベルの仕事人(マルチ・プレイヤー)だったアンドリューは、2011年6月3日に59歳で他界。「人生はくりかえし」(learning The Game)が心に染みる。

ジューン・クリスティ『Something Cool』(1954)
女性ジャズ・ヴォーカルの中でも、「ハスキー・ヴォイス」で最初に成功した歌手として忘れてはならないのがジューン・クリスティ。本作は彼女の代表作かつコンセプトアルバムの傑作。タイトルにあるように「何か冷たいもの」が見事に表現された歌の世界が広がっていく。決して汗を垂れ流さず、都会のクールが風に舞って流れていく感じ。1940年代後半にスタン・ケントン楽団の専属歌手として活動。49年に独立して人気を確立。独特の声でモダンジャズ・ヴォーカルのスターとなった。1990年6月21日死去。享年64。

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