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7月のナンバーワンアルバム①〜ローリング・ストーンズ/ポリスほか

2018.07.04

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「TAP the COLOR」連載第269回〜COLORFUL〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。7月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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ポリス『Synchronicity』(1983)
ポリスの5作目は彼らの最高傑作にしてラスト作(17週1位)。あまりにも有名な「Every Breath You Take」のほか、「Wrapped Around Your Finger」「King of Pain」「Synchronicity II」などのヒットを収録。バンドが世界の頂点に立った時、すでにその先の活動のプランはなかった。なお、アメリカ盤のジャケットワークは写真や色の配列、色違いなどの組み合わせで100種類近くもある。ちなみに97年にはパフ・ダディが「Every Breath You Take」をサンプリングして、こちらも大ヒットした。


ローリング・ストーンズ『Some Girls』(1978)
ディスコやパンク全盛期にもタフに対応した、王者ストーンズの70年代最後のスタジオ作(2週1位)。新しいもの好きなミック・ジャガーの趣味が「Miss You」などに反映される一方で、当時ストーンズ解散とまで言われ、深刻なドラッグ裁判の渦中にいたキース・リチャーズの心機一転作「Before They Make Me Run」や珠玉のカントリーナンバー「Far Away Eyes」を収録。ジャケットは女性の髪型のカタログになっていて、有名人の顔を無断で使用していたことから、次のプレスから変更されたのは有名な話。
(こちらもお読みください)
キース・リチャーズと権力との闘い〜絶望の淵で天使を見た男

ビートルズ『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』(1967)
60年代ロックの金字塔とでもいうべき不朽の名作(15週1位)。録音技術やアイデアを駆使しながら制作。「アルバム時代の幕開け」「ロック初のコンセプトアルバム」「ビートルズの最高傑作」などあらゆる評価を得ながら、音楽の枠を超えて当時のポップカルチャー全体に影響を与えた。著名人が並んだジャケットワークもその一つ。

スパイス・ガールズ『Spice』(1996)
当時、本国イギリスでは社会現象化し、アメリカでも大人気となったスパイス・ガールズ。また、日本でも主にコギャル世代に支持された彼女たちのデビュー作(5週1位)がこれ。有名な「Wannabe」のほか、「Say You’ll Be There」「2 Become 1」など大ヒットを立て続けに生み、世界規模のセールスを記録。しかし、時代の流れとともに「ヴィクトリア・ベッカムが在籍したグループ」として記憶している人も少なくないのでは?

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