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7月に去ったレジェンド②〜ブライアン・ジョーンズ/エイミー・ワインハウスほか

2018.07.11

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「TAP the COLOR」連載第272回〜BLACK〜

(7月に亡くなった主なミュージシャン)
ロック/ポップ:ブライアン・ジョーンズ、ジム・モリソン、キャス・エリオット、クラレンス・ホワイト、J.J.ケイル、チャス・チャンドラー、ジョニー・ウィンター、ジョン・ロード、トニー・ラモーン、ニコ、エイミー・ワインハウス、チェスター・ベニントン

カントリー/フォーク:ロイ・ロジャース、ハリー・チェイピン、レフティ・フリーゼル、チャーリー・リッチ、リン・アンダーソン

ブルーズ/R&B/ソウル:ミシシッピ・フレッド・マクダウェル、ライトニン・スリム、ビッグ・ママ・ソーントン、メリー・ウェルズ、ヴァン・マッコイ、ミニー・リパートン

ジャズ:ルイ・アームストロング、ビリー・ホリデイ、バド・パウエル、ジョン・コルトレーン、ジョニー・グリフィン

その他:ジョージ・ガーシュイン、ウルフマン・ジャック、サム・シェパード


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ローリング・ストーンズ『The Rolling Stones』(1964)
ストーンズ伝説はここから始まった。説明不要のデビュー作(UK盤)。US盤は選曲がやや異なり、「England’s Newest Hit Makers」というタイトルが付けられた。ロンドンR&Bシーンの顔役として自分たちの愛するナンバーをカバー。20歳前後の若者とは思えない渋い選曲。そしてこの佇まい。彼らの世界観が見事に表現された秀逸すぎるジャケットワーク。その創始者/リーダーは紛れもなく左端に写ったブライアン・ジョーンズ。メンバーの中でも最も強いカリスマ性を放ち、この金髪の美少年の前ではミックもキースも垢抜けない子供のように見えた。まだボトルネックが何なのかイギリスでは誰も知らない頃から、ブライアンは見事にスライドギターをものにしていた。1969年7月3日、27歳の若さで死去。それは60年代ポップスターの相次ぐ死の始まりでもあった。
(詳しくはこちらのコラムをどうぞ)
ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男〜すべてを失いながら彼は1969年に伝説になった


ニコ『Chelsea Girl』(1967)
ドイツ生まれ(ハンガリー説もあり)のニコは、パリでファッションモデルをしたり、フェリーニの映画に出たりと、その独自のフォトジェニック性を活かした。そしてアンディ・ウォーホルと出逢い、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのデビュー作に参加。印象的な歌声を披露した。本作は彼女のファースト・ソロで、ルー・リード、ジャクソン・ブラウン、ボブ・ディランらが楽曲を提供。ニコ・ワールドが展開された傑作。1988年7月18日、スペインのイビザで死去。享年49。

エイミー・ワインハウス『Back to Black』(2006)
その強烈なビーハイヴヘアとキャッツアイメイクと、表現豊かな独特の歌声で、女性シンガーの頂点に上り詰めたエイミー・ワインハウス。一方で薬物やアルコール依存、リハビリ施設への入退院と闘った人生。本当の彼女は、メディア報道の破天荒なイメージとは程遠い、ただ歌うことが好きな普通の女の子だった。本作はゼロ年代最高の歌い手によるセカンド作(US盤)。世界中で話題になり大ヒットした。なお、UK盤はジャケットが違う。2011年7月23日、27歳の若さで死去。エイミーがいなければ、アデルの成功もなかった。
(詳しくはこちらのコラムをどうぞ)
エイミー・ワインハウス〜普通の女の子が歌姫となって27歳でこの世を去るまで

チャーリー・リッチ『Behind Closed Doors』(1973)
サン・レコードのサム・フィリップスから「エルヴィスと互角に競えるスター」として見込まれたチャーリー・リッチ。だが実際はスタジオ・ミュージシャンやソングライターといった他人のための仕事をしただけで、自分のレコードは成功しなかった。その後長い間大衆の人気を獲得できずにいたが、1973年の本作で大ヒットを飛ばし、ようやくその名が広まった。ブルーズ、ジャズ、ソウルが融合した落ち着いた風景が広がるカントリーが魅力だ。ポップチャートでもクロスオーバー・ヒットしたタイトル曲や「The Most Beautiful Girl」を収録。1995年7月25日死去。享年62。

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