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9月に去ったレジェンド①〜グラム・パーソンズ/ジョン・ボーナムほか

2018.09.12

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「TAP the COLOR」連載第285回〜PINK〜

(9月に亡くなった主なミュージシャン)
ロック/ポップ:ジミ・ヘンドリックス、グラム・パーソンズ、マーク・ボラン、キース・ムーン、ジョン・ボーナム、トム・フォガティ、ウォルター・ベッカー、ニッキー・ホプキンス、ジミー・マカロック(ウイングス)、ホルガー・シューカイ、ジョニー・ラモーン、クリフ・バートン(メタリカ)、ジム・クロウチ、ロバート・パーマー、メアリー・フォード、アンディ・ウィリアムス、ビリー・ヴォーン

カントリー/フォーク:ビル・モンロー、アーネスト・タブ、ジョニー・キャッシュ、ドディ・ウエスト

ブルーズ/R&B/ソウル:2パック

ジャズ:ベン・ウェブスター、マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンス、ジャコ・パストリアス

その他:ペレス・プラード、ピーター・トッシュ、ルチアーノ・パヴァロッティ


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グラム・パーソンズ『Sacred Hearts & Fallen Angels』(2001)
1973年9月19日、26歳の若さで伝説となったグラム・パーソンズ──カントリーにロックとソウルを融合させた“コズミック・アメリカン・ミュージック”あるいはカントリーロックの創始者。ヒット曲なくして音楽を変えた男。当時はその重要性はさほど語られなかったが、90年代以降になって再評価が高まり、今ではその功績はチャック・ベリーやジミ・ヘンドリックスに匹敵する。本作はそんなグラムのすべてのキャリアをまとめたアンソロジー。アイアンホースに跨ったジャケット写真が素晴らしい。
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フライング・バリット・ブラザーズ『The Gilded Palace of Sin』(1969)
1969年。グラムはザ・バーズのクリス・ヒルマンとともに、フライング・ブリトー・ブラザーズを新たに結成。“コズミック・アメリカン・ミュージック”の金字塔的作品が本作だ。「Sin City」「Hot Burrito #1」といったグラムによる名曲の数々が収録されている。また、メンバー全員がヌーディ・スーツを印象的なレコードジャケットは、カリフォルニア州ヨシュア・トゥリー国立公園で撮影された。広大静寂で別の惑星のような雰囲気に包まれたこの場所は、グラムにとっての“約束の地”だった。

ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『Smash Hits』(1968)
60年代のロック黄金期に、エレクトリック・ギターに革命をもたらしたジミの初期ベスト盤。エクスペリエンス名義でトリオ編成とは思えない凄まじい演奏。どの曲からもブルース、R&B、ソウル、ファンクといったブラック・ミュージックの血の流れが聴こえてくる。英盤・米盤とでは選曲が違うが、代表曲はほぼ網羅している。1970年9月18日、27歳で伝説となった。

レッド・ツェッペリン『Presence』(1976)
ツェッペリンのアルバムはどれも重要作だが、最も“硬質”な音作りで知られるのが本作。ギター、ベース、ドラム以外の楽器をほとんど使わず、ヘヴィメタルの元祖的サウンドを聴かせる。時間とともに評価が高まった。印象的なジャケットデザインはヒプノシスによるもの。「テーブルの上にオブジェのようなものが乗っている。でも実はオブジェではなくて、ブラックホールのような虚無の空間なんだ。非常にバワフルで、誇りに思える作品だ」(ストーム・トーガソン)。ドラマーのジョン・ボーナムは1980年9月25日、32歳で亡くなった。

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