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1月のナンバーワンアルバム⑧〜マイケル・ジャクソン/テイラー・スウィフトほか

2019.01.16

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「TAP the COLOR」連載第317回〜GOLD〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。1月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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マイケル・ジャクソン『Dangerous』(1991)
クインシー・ジョーンズとの3作(『Off the Wall』『Thriller』『Bad』)から次なる世界へ。マイケルがテディ・ライリーを共同プロデュースに迎えて当時最先端のダンス・ミュージック(ニュージャックスウィング)を展開したヒット作(4週1位)。ナンバーワン・ヒットの「Black or White」ではガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュのギターが聴ける。最新技術を駆使したMVも話題に。なお、本作をトップの座から蹴落としたのがニルヴァーナの『Nevermind』だった。


テイラー・スウィフト『Fearless』(2008)
カントリー音楽が大好きな女子。ソーシャルメディアを使いこなすポップスター。20代半ばにして年に何十億も稼ぐセレブリティ。日本のカワイイ文化ともシンクロするファッションリーダー。自分の恋愛体験を題材にして歌う等身大の歌い手。テイラーの頭上には様々なイメージが舞っている。しかしそのどれもがテイラーなのだ。全米だけで1000万枚以上を売ったセカンドの本作(11週1位)はその始点的存在。2010年代もまだまだ彼女の時代だ。

クリード『Weathered』(2001)
90年代オルタナティヴ・ロックの隆盛。その後期にデビューしたクリード。セカンドの『Human Clay』(1999年)は全米で1000万枚以上をセールス。ロックバンド勢としてはもはや貴重なナンバーワン・ヒット「With Arms Wide Open」も生まれた。本作はそれに続くサード作(8週1位)。トップ10ヒットの「My Sacrifice」「One Last Breath」を収録。あまりにアメリカ的な音風景もあって、日本で人気を獲得するまでには至らなかった。改めて音と風景の関係を実感した。

サウンドトラック『Les Misérables』(2012)
1985年のロンドンでの初演以来、世界中を魅了してきた超ロングラン・ミュージカル『レ・ミゼラブル』。2012年の段階で6000万人以上もの動員記録を誇る。いくらミュージカルに興味がない人でも、そのタイトルくらいは耳にしたことはあるはず。本作は映画化のサントラ(1週1位)。「夢やぶれて(I Dreamed a Dream )」「民衆の歌(The People’s Song)」「オン・マイ・オウン(On My Own)」などは“世界の常識”となった。

(詳しくはこちらのコラムをお読みください)
レ・ミゼラブル〜世界中を魅了したロングラン・ミュージカルの映画化と驚きの録音方法

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