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4月のナンバーワンアルバム⑦〜『卒業』『ビリー・ホリデイ物語』ほか

2019.04.10

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「TAP the COLOR」連載第343回〜BROWN〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。4月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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サウンドトラック『The Graduate』(1968)
ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロスらが出演したアメリカン・ニューシネマ『卒業』のサントラ盤(9週1位)。サイモン&ガーファンクルの既発曲・新曲に加え、デイヴ・グルーシンのインスト曲を収録。「The Sounds of Silence」「Mrs. Robinson」「Scarborough Fair」らが効果的に使われ、まるでこの映画のためのような楽曲となって響く。


サウンドトラック『Lady Sings the Blues』(1972)
シュープリームスからソロへ転身したダイアナ・ロスの唯一のナンバーワン・アルバムで、自ら主演したビリー・ホリデイの伝記映画のサントラ(2週1位)。彼女の映画デビュー作である。伝説のジャズシンガーに扮したダイアナの演技は評価が高かったものの、内容的には賛否両論。音楽はミシェル・ルグランが担当した。


インシンク『No Strings Attached』(2000)
ゼロ年代初頭のアイドルブームを担ったインシンク。ライバルのバックストリート・ボーイズとともにシーンを牽引。本作はセカンド(8週1位)で全米だけで1100万以上をセールス。「It’s Gonna Be Me」はナンバーワン・ヒットに。ジャスティン・ティンバーブレイクはその後ソロに転身。ワム!のジョージ・マイケルのように、最先端の音楽を取り入れて頂に立った。


レオナ・ルイス『Spirit』(2007)
イギリスのオーディション番組から飛び出したレオナ・ルイス。その美貌と歌唱力で一躍スターとなる。本作はデビュー作(1週1位)で、世界中でトップに立った。シングル「Bleeding Love」も大ヒット。その後人気は下降したが、ゼロ年代の女性シンガーの歴史を振り返る上で欠かせない一人。

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