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5月に去ったレジェンド⑤〜ジョニー・テイラー/ジェフ・バックリィほか

2019.05.08

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「TAP the COLOR」連載第352回〜BLACK〜

(5月に亡くなった主なミュージシャン)
ロック/ポップ:フランク・シナトラ、ペリー・コモ、サミー・デイヴィス・ジュニア、ジーン・クラーク、キース・レルフ、ポール・バターフィールド、グレッグ・オールマン、グラハム・ボンド、ロビン・ギブ、イアン・カーティス、ロニー・ジェイムス・ディオ、アダム・ヤウク、クリス・コーネル

カントリー/フォーク:エディ・アーノルド、キース・ホイットリー、エディ・ラビット

ブルーズ/R&B/ソウル:サニー・ボーイ・ウィリアムソン、エルモア・ジェイムス、B.B.キング、ロイ・ブラウン、ジョニー・ギター・ワトソン、ドナ・サマー、ドナルド・ダック・ダン

ジャズ:デューク・エリントン、コールマン・ホーキンス、ブルー・ミッチェル、ポール・デズモンド、チェット・ベイカー

その他:ボブ・マーリィ、マレーネ・ディートリヒ


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ジョニー・テイラー『Eargasm』(1976)
ゴスペル、ブルーズ、ソウル、ファンクなど様々なスタイルで存在感を示したジョニー・テイラー。R&Bチャートでは4曲のトップヒットがあり、その一つがディスコ時代の「Disco Lady」。同曲を収録した本作はテイラー唯一のナンバーワン・アルバム。だが、本気で追求するなら「Who’s Making Love」なんかを歌っているジョニー・テイラーをぜひ。サム・クックやオーティス・レディングの魂が宿る。


ポール・バターフィールド・ブルース・バンド『The Paul Butterfield Blues Band』(1965)
アメリカのホワイト・ブルーズ・シーンの顔役的存在だった彼らの記念すべきファースト・アルバム。ポール・バターフィールドはシカゴ育ちで、地元のブルーズの熱狂と体臭を幼い頃から肌で感じていたという。イギリスで同時多発的に起こったブルーズ・ロックと比べて、より強烈でリアルなブルーズ臭さを漂わせていたのはそういうワケだ。メンバー構成も白人黒人混成が当たり前。マディ・ウォーターズ、エルモア・ジェイムズ、ウィリー・ディクソンなどを愛情たっぷりにカバー。なお、バターフィールドは1987年5月4日、44歳の若さで亡くなった。


サウンドガーデン『Superunknown』(1994)
シアトル出身の最強のハードロック・バンド。サブポップ・レーベルは彼らのために作られた。その重苦しい世界観とサウンドで、90年代のグランジシーンを牽引。本作は「Black Hole Sun」を収録したナンバーワン・アルバム。キャメロン・クロウ監督による1992年の映画『シングルス』では、サウンドガーデンの熱狂ライヴシーンが観られる。フロントマンのクリス・コーネルは、解散後はオーディオスレイヴやソロで活動。2017年5月18日に52歳で亡くなった。


ジェフ・バックリィ『Grace』(1994)
ティム・バックリィの息子とか、その悲劇的な死などを通じて語られることの多いジェフ・バックリィ。チャンスを求めてニューヨークで活動。そんな日々から生み出されることになる儚い歌の数々。本作は自作曲からレナード・コーエンのカバーまでを収録した唯一のアルバム。キャメロン・クロウ監督の映画『バニラ・スカイ』では、恋に落ちたばかりの男女がジェフのアルバムをセレクトして聴くシーンがある。1997年5月29日、30歳で死去。

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