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6月のナンバーワンアルバム⑥〜ダフト・パンク/レディー・ガガほか

2019.06.05

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「TAP the COLOR」連載第357回〜SILVER〜

1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。6月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう?


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レディー・ガガ『Born This Way』(2011)
2018年の主演映画『アリー/スター誕生』でアーティストとしての新境地を切り拓いたレディー・ガガ。本作は2008年の衝撃のデビュー作『The Fame』に続く彼女のセカンド(2週1位)。ナンバーワン・ヒットとなったタイトル曲や「Judas」「The Edge of Glory」「You and I」など5曲がヒット。社会問題と真正面から向き合うポップスターとして君臨し続ける。次は何をやってくれるか楽しみな人だ。


ダフト・パンク『Random Access Memories』(2013)
世界20か国以上でチャートのトップに立ったダフト・パンクの4作目にして世界的成功作(2週1位)。グラミー賞では遂にレコード・オブ・ジ・イヤーまで受賞してしまった。本作はコンビが影響を受けたという70年代のディスコ/ソウルへアプローチ。ファレル・ウィリアムスとナイル・ロジャースが参加した「Get Lucky」が大ヒット。代名詞的だった「One More Time」のイメージを払拭した。寡作ペースながら今やクラブ/ダンスミュージックの知的良心であり続ける。

ミランダ・ランバート『Platinum』(2014)
アメリカでは最も人気のある女性カントリー歌手の一人。カントリーの聖地であるナッシュヴィルのオーディション番組のファイナリストとなったことがきっかけで2004年にメジャー契約。以来、リリースしたアルバム6枚はすべてブラチナディスクを獲得。本作は彼女にとって初のナンバーワン・アルバム(1週)。同じカントリー界の歌姫であるキャリー・アンダーウッドとの「Somethin’ Bad」がヒットした。Pistol Annies(ピストル・アニーズ)というバンドでも並行して活動中。

R・ケリー『Double Up』(2007)
1990年代前半から人気を維持し続けるR&B界のスーパースター。総合ポップチャートでは10曲以上のトップ10ヒット(うちナンバーワン・ヒット2曲)、R&Bチャートに限ってはfeat.を含めると40曲近いトップ10ヒットを持つ。本作は11枚目のアルバムで(1週1位)、同じR&B界のスーパースター、アッシャーとの「Same Girl」がヒットした。ロックファンには縁がない人だが、ゼロ年代から現在までのR&B/ヒップホップシーンに与えた影響は大きい。

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