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ヘヴィメタルの閃光⑧〜オジー・オズボーン/メガデスほか

2019.08.28

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「TAP the COLOR」連載第380回〜RED〜

1970年代後半〜80年代前半、イギリスで起こったNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)をきっかけに世界へ広まった「ヘヴィメタル」。その後、70年代から活躍するハードロックバンドに加え、LAメタル、スラッシュ・メタル、ネオ・クラシカル・メタルなど様々なジャンルが確立。MTVや音楽雑誌を通じて数々の人気バンドやギターヒーローが誕生した。90年代のグランジ/オルタナ時代には時代遅れの対象にされるものの、ゼロ年代からは世代交代を経てシーンが再燃・活性化。音楽に限らず、映画やコミックやデザインなどポップカルチャーに与えた影響は計り知れない。アルバムジャケットに刻まれたバンドのロゴデザインにも注目してほしい。

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オジー・オズボーン『Blizzard of Ozz』(1980)
サバスを脱退したオジーが新たに組んだバンドを従えてのソロデビュー作。黒い悪魔のオジーは運命的なオーディションによって白い天使の天才ギタリストを得る。そんなランディ・ローズのクラシカルな奏法は余りにも衝撃的で美しかった。収録されたどの曲も、今やハードロック/ヘヴィメタルのクラシックと言える奇跡的な名曲ばかり。「Mr. Crowley」「Crazy Train」「I Don’t Know」「Revelation (Mother Earth)」、そして「Goodbye To Romance」やランディのクラシックギター小品「Dee」などを収録。
(詳しくはこちらをお読みください)
オジー・オズボーンとランディ・ローズ〜運命のオーディション


メガデス『Peace Sells… but Who’s Buying?』(1986)
メタリカ、アンスラックス、スレイヤーと並んで「スラッシュメタルの四天王」と称されたメガデス。フロントマンのデイヴ・ムステインはドラッグとアルコール癖が酷く、メタリカをクビになったことからバンドを結成。本作はメジャー第1弾で、知性と技巧を漂わせた楽曲群は「インテレクチュアル・スラッシュ」と呼ばれたりもした。なお、日本でもおなじみのマーティ・フリードマンが加入するのは1990年リリースの4作目からだ。


グレイト・ホワイト『…Twice Shy』(1989)
LAメタル全盛期の1984年、EMIからメジャーデビュー。ところがセールス不信に終わって契約が打ち切り。新たにキャピトルから再出発したバンドは、ヘヴィメタルからブルーズ感覚を取り入れたハードロック・バンドとして新生。この4作目は「Once Bitten, Twice Shy」のヒットを生んで、全米チャート9位を記録するダブル・プラチナムに輝く。ジャケットワークにはバンド名の由来となったサメが使われることが多い。


スティーヴ・ヴァイ『Passion and Warfare』(1990)
ジョー・サトリアーニからギターを教わった少年は、やがてフランク・ザッパから信頼を寄せられるようになり、1984年にはグラハム・ボネットのアルカトラス、翌年にはヴァン・ヘイレンを脱退したデイヴ・リー・ロスのバンドに加入して、一躍ギターヒーローとして昇華。86年には映画『クロスロード』で悪魔の化身ジャック・バトラーとして出演。本作はホワイトスネイクのメンバーとして活動中にリリースされたソロデビュー作。アメリカでゴールドディスクを獲得。哀愁ナンバー「For the Love of God」などはゲイリー・ムーアの世界観ともつながる。

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