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ソニー・テリーを偲んで〜盲目のハーピストの人生に“一筋の光”をもたらした運命的な出会い

2022.03.12

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ギターとハーモニカというコンビはブルースに多いパターンである。
この楽器の組み合わせだと、ブルースファンの間ではバディ・ガイとジュニア・ウェルズのコンビが有名だが、彼らよりも先輩にあたるブラウニー・マギーとソニー・テリー(サニー・テリーと表記されることもある)というコンビがいたことをご存知だろうか?
この二人、長年活動していたにも関わらず(意外にも!?)仲が悪くて「楽屋ではまったく口をきかなかった。」というエピソードが残っている。
それでもステージやレコーディングでは、素晴らしく息の合った演奏を聴かせるのだから流石である。
さて、今回のコラムの主役ソニー・テリーと言えば“盲目のハーピスト”として知られ、曲の途中に独特の合の手(奇声!?)をあげることでも有名なミュージシャンだ。


彼は1911年10月24日にジョージア州で生まれたが、3歳の時に家族と共にノースキャロライナ州に移住する。
両親が農作業をしながら家族を食べさせるという、当時では典型的な黒人家庭のもとで育てられる。
地元でダンスパーティーなどがあると、彼の父親はフォーク系のハーモニカスタイルで場を盛り上げていたという。
そんな父親の影響もあって、彼は8歳の頃からブルースハープを学び始める。
11歳の時に木の破片で目を傷つけてしまい、片目を失明する。
さらに追いうちをかけるように、16歳の時に友達が投げた鉄片が目に入り、もう片方も失明し完全な盲目になる。
当時のアメリカといえば、まだまだ黒人差別が根強く残っていた時代。
黒人でありながら盲人となった彼は、家業の農作業を手伝うことも出来なくなり、生計を立てるために音楽(ハーモニカ)で生計を立てることを目指す。
そして、23歳を迎えた年に“運命的”とも言える出来事が彼の人生を前進させる。
それは彼と同じく盲目となったギタリスト、ブラインド・ボーイ・フラーとの出会いだった。

「あれは1934年だったかな…俺が路上で演奏しとると、通りの向こうからご機嫌なギターの演奏が聴こえてきたんだ。それで、そいつを演奏している男と一緒にプレイしたいと思って人に言伝を頼んだら、なんと向こうも俺のこと気に入って人(言伝)をよこして来たんだ。それがフラーとの出会いだった。」


フラーの失明の原因は、嫉妬に狂った女が顔を洗う鉢にアルカリ液を混入したためと言う逸話が残っている。
また、フラーと言えば、130曲という(当時では)驚異的なレコーディング数を誇る人気のラグタイム歌手/ギタリストだったが、写真はゴミ箱から奇跡的に発見された1枚しか残ってないという。

Blind Boy Fuller Rough Guide

その後、彼はフラーのバックでレコーディングすることとなり、それをきっかけに伝説の盲目ミュージシャン、ブラインド・ゲイリー・デイビス(レヴァランド・ゲイリー・デイヴィスと表記されることもある)とも知り合い、なんと!!!盲目の3人で路上パフォーマンスをしたというエピソードも残っている。
ゲイリー・デイビスと言えば、フラーなどのブルースマンのみならず、ボブ・ディランやライ・クーダーなど多くのアーティストに影響を与えた人物である。
その後、1941年にフラーが腎臓の手術の失敗で亡くなってからは、フラーの弟子のような存在だったギタリスト、ブラウニー・マギーと組んで活動をするようになる。
ソニーとマギーの二人は1942年からニューヨークに定住するようになり、ウディ・ガスリーやジョッシュ・ホワイト、レッドベリーに並び、当時の盛り上がったいたフォークシーンで頭角を現す。

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その後、1950〜1960年代のフォークムーブメントの波に乗って、ソニーとマギーは白人観衆の間でもその名を馳せてゆく。
そして1986年3月11日、彼は病死によって74歳でその人生の幕を降ろす。
同年、彼の功績が讃えられThe Blues Hall of Fame(ブルースの殿堂)入りが発表された。
子供の頃にハーモニカとの出会いがなければ。
あの路上での運命的な出会いがなければ。
そして相棒マギーとの出会いがなければ。
彼はどんな人生を送っていたのだろう?
神様は時として、ハンデキャップを持つ人に素晴らしい才能とチャンスを与えてくれる。
きっと彼には、我々には見えない“音”が見えていたのだろう。






こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。






『山部“YAMAZEN”善次郎×佐々木モトアキ ダブルネーム弾き語りTOUR “ちょっと長い関係の歌旅2022”】


1月15日(土)八幡DELSOL café
1月22日(土)福岡ROCK食堂(昼公演)
1月22日(土)福岡ROCK食堂2階Honey Bee(夜公演)
1月23日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis 
1月29日(土)大阪 新世界ヤンチャーズ
1月30日(日)和歌山OLD TIME
2月5日(土)久留米 農と音2号店 
2月6日(日)佐賀 雷神 
2月18日(金)横浜THUMBS UP
2月19日(土)静岡・御前崎Cook House椿
2月20日(日)名古屋ROLLINGMAN
2月22日(火)金沢JealousGuy
2月23日(水・祝)新潟Mush
3月4日(金)沖縄・コザ CROSSOVER CAFE’ 614
3月5日(土)沖縄・那覇Drunk CINDERELLA
3月6日(日)沖縄・宮古島 雅歌小屋
3月19日(土)下北沢ニュー風知空知
3月20日(日)茨城・水戸Jazz Bar Bluemoods
3月21日(月・祝)埼玉・所沢MOJO
3月25日(金)広島LIVE café Jive
3月26日(土)岡山Desperado
3月27日(日)徳島Music Bar Ricky
4月15日(金)小郡ジラソーレ
4月16日(土)熊本八代7th chord 
4月17日(日)大牟田 陽炎
4月21日(木)仙台HIGHBURY
4月22日(金)福島Harvest
4月23日(土)岩手・二戸 HOUSE OF PICNIC 
4月24日(日)秋田・湯沢BASEMENT
4月28日(金)東広島pasta amare 
4月30日(土)福岡Bassic.(ライブ&スペシャルスライドショー)

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12713121312.html






【歌ものがたり2022春〜雨ニモマケズ風ニモマケズ】


1月16日(日)長崎・タンゲ食堂
2月12日(土)東京・高円寺MOONSTOMP   
2月13日(日)埼玉・川越 大黒屋食堂  
2月26日(土)福岡・薬院 遊来友楽 
2月27日(日)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋
3月8日(火)福岡・大牟田Casual Bar Version
4月2日(土)兵庫・宝塚・IL grazie
4月3日(日)京都・四条大宮高辻 夜想 
4月9日(土)茨城・古河LIVESTATION ”L” 

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12660299410.html




佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

例えば執筆・編集のお仕事として、、、
「ロック」「ジャズ」「ブルース」「R&B」「シャンソン」「カントリーミュージック」「フォークソング」「歌謡曲」「日本の古い歌」など、ほぼオールジャンルのページ企画・特集に対応いたします。
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音楽、人、食、商品、街(地域)…私たちが関わるものすべてには“ものがたり”があります。
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お気軽にご依頼のご相談・ご連絡ください♪
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090-2669-2666

【佐々木モトアキ プロフィール】
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【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
http://www.tapthepop.net/author/sasaki


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