TAP the DAY

河島英五を偲んで〜没後15年目に歌で“再会”を果たす娘・亜奈睦との絆〜

2016.04.16

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「酒と泪と男と女」「野風増」「時代おくれ」など数多くの名曲・名唱を遺し、惜しくも 2001 年 4 月 16 日この世を去ったシンガーソングライター河島英五(享年48)が、没後15 年を迎える節目の年に『セルフ・アンド・カバー2016~生きてりゃいいさ~』を発表することとなった。
本作のジャケットは、英五が晩年を過ごした大阪・四條畷(しじょうなわて)市出身の絵本作家・谷口智則が手掛け、父・英五と次女・亜奈睦(あなむ)が楽しそうに共演する姿を描いている。
DISC 1 には河島英五が遺した代表曲 10 曲を収録し、DISC 2 では同じ10曲を亜奈睦が新録音でカバーするといった構成となっている。
またDISC 2の1曲目では、マルチトラックテープから抜き出した河島英五のボーカルと亜奈睦の“父娘仮想デュエット”による「生きてりゃいいさ」を収録。
同曲は、亜奈睦が母のお腹に宿った知らせを聞いてすぐ、英五が東京から新大阪に向かう新幹線の車中で完成させた“特別な歌”だという。

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君が悲しみに心閉ざした時 思い出してほしい歌がある
人を信じれず 眠れない夜にも きっと忘れないでほしい

生きてりゃいいさ 
生きてりゃいいさ
そうさ 生きてりゃいいのさ
喜びも悲しみも立ち止まりはしない  
めぐりめぐってゆくのさ
手のひらを合わせよう ほらぬくもりが君の胸にとどくだろう


君にありがとう とてもありがとう もう会えないあの人にありがとう
まだ見ぬ人にありがとう 今日まで私を支えた情熱にありがとう

生きてりゃいいさ  
生きてりゃいいさ
そうさ 生きてりゃいいのさ
喜びも悲しみも立ち止まりはしない 
めぐりめぐってゆくのさ
手のひらを合わせよう  ほらぬくもりが君の胸にとどくだろう


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彼の15回目の命日となる本日(4月16日)、大阪・天王寺区の大阪国際交流センターでアルバムの発売記念のコンサートが行われるという。
このコンサートでメインアクトを務める娘・亜奈睦は公演開催に向けて熱い想いを語った。

「4月16日は父・河島英五の15回目の命日です。
人を愛し、励ましつづけた父がステージで蘇ります。
そして私の夢だった父とのデュエットもお披露目します。
河島英五の歌を通して、みなさんと共に生きる喜びを分かち合いたい。
ぜひ会場でお会いしましょう!」


【公演情報はコチラ】
http://www.eigon.net/#!news/cygw

【河島亜奈睦 公式ホームページ】
http://www.anam.club



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河島英五・河島亜奈睦『セルフ・アンド・カバー2016~生きてりゃいいさ~』

(2016/ソニー・ミュージックダイレクト)価格¥2,963+税


DISC 1[唄:河島英五]
1.生きてりゃいいさ from album「自選集」(1993)
2.旅的途上 from single「旅的途上」(1996)
3.時代おくれ from single「時代おくれ」(1986)
4.ノウダラの女 from album「自選集」(1993)
5.流れる雲 from album「ゴールデン☆ベスト~シングルズ~」(2002)
6.水瓶の唄 from album「自選集 II~カヌーにのって~」(1995)
7.酒と泪と男と女 from single「酒と泪と男と女」(1993)
8.元気だしてゆこう from single「元気だしてゆこう」(1998)
9.てんびんばかり from album「自選集」(1993)
10. 晩秋 from single「晩秋」(1997)

DISC 2[唄:河島亜奈睦] 2015 年録音
1.生きてりゃいいさ with 河島英五
2.旅的途上
3.時代おくれ
4.ノウダラの女
5.流れる雲
6.水瓶 の唄
7.酒と泪と男と女
8.元気だしてゆこう with かわしまあいるら
9.てんびんばかり
10. 晩秋


アルバム最後を飾る楽曲「晩秋」は、父・河島英五がの父親(亜奈睦の祖父)が旅立った時に紡いだ曲だという。

「今となっては父も旅立った側の人なので、もしかたら…この歌はあちら側からのメッセージでもあるのかもしれないな。」

亜奈睦はこの歌についてこんな風に語り、東日本大震災があった3月11日には想いを込めた動画を公開している。



この世を去って15年が経つ今も、多くの人々に愛されている河島英五。
今日は彼を偲んで、その活動歴をあらためてご紹介します。

──高校時代からフォークに魅せられバスケット仲間4人でフォークグループ「ホモサピエンス」を結成。リーダーとして歌い始め“吉田拓郎の再来”などと騒がれたという。
1975年4月「何かいいことないかな」でワーナーパイオニアよりレコードデビュー。
同年6月1stアルバム 『人類』リリースし、全国ツアーを経て2ndアルバム 『運命』を残してグループは解散。
翌1976年、ソロになった河島英五は全国のライヴハウスでの活動を精力的に展開し、圧倒的なパワーによるライブが各地で話題を呼び、「酒と泪と男と女」が清酒メーカー・黄桜酒造(現:黄桜)のCMソングとして使われるようになると全国的なヒットとなる。
一躍注目を集めるようになった一方で、よりプリミティブなものへの憧憬を強く持つ彼は、日本での音楽活動の合間を縫って海外での単身放浪を行う。
インド、アフガニスタン、ペルー、トルコ、ネパール、ケニア、ボリビア、インドネシア、そしてモンゴルへと旅をし、そこに息づく自然に触れ、生活する人達と交流する中で音楽と生き方について多くのものを学んだという。
国内でのライブツアーに於ても四国を40日かけて一周歩きながら訪れた町々でのライブ、東北・北海道を2カ月にわたりオートバイで旅しながらのライブツアー等従来のコンサートツアーとは違ったユニークな活動を行なう。
最多期1980年〜1985年の年間ライヴ平均数は200本以上にも及んだという。
2枚のライブアルバムを含む10枚のオリジナルアルバム発表後、シングルとしては「野風増」を最後に1986年ソニーレコードに移籍。
第1弾シングルとして「時代おくれ」をリリースし、同年の日本有線大賞特別賞を受賞。
1991年には第42回紅白歌合戦に初出場し「時代おくれ」を歌い、その人気を不動のものとする。
その後も、世界放浪、アウトドアライフ、TV・ラジオのパーソナリティ等の豊富な経験を生かしたトークと、パワフルでエンタテイメント溢れるステージングが老若男女世代を超えて受け入れられ、通常のコンサート以外にも全国の市町村おこしの野外ステージから高校の芸術鑑賞会、ディナーショー、環境保護キャンペーンコンサートなど様々なイベントまで幅広く出演する。
1995年には、阪神・淡路大震災復興チャリティーコンサート『復興の詩』をプロデュースし、震災で親を亡くした子供たちを全力で支援する。(同コンサートは毎年1回10年間2004年まで継続開催される)
音楽以外の活動では1993年より一年半にわたり毎日新聞日曜版にエッセイを連載、まとめたものをエッセイ集『ほろ酔いで夢みれば…』として出版。
また1994年NHK朝の連続テレビ小説ドラマ『ぴあの』、96年〜97年『ふたりっ子』に役者として出演するなど活躍の場を広げてゆく。
そして、2001年4月16日午前3時22分肝臓疾患のため48歳でこの世を去る。
<参考:河島英五メモリアルWEBサイトhttp://eigo.to/index.html


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