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こどもの歌〜NHKの長寿番組『みんなのうた』が果たした役割〜

2017.05.05

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子供の歌を紹介する音楽番組と言えば…まずNHK『みんなのうた』を思い浮かべる人が多いのではないだろうか?
日本放送協会(NHK)が、1961年に放送をスタートさせた長寿番組だ。
隔月で良質な楽曲に合わせたアニメーションなどによる楽しい映像が制作・放送され、50年以上経った今も子供から大人まで幅広い世代に愛され続けている。
番組はまさに“時代と共に歩み”これまでに1300曲以上の国民的愛唱歌を紹介し、生み出してきたというから驚きだ。
また、タイトルロゴがスタート当時から変わっていないというところからも一貫した制作姿勢がうかがえる。
1961年4月3日、記念すべき第一回目の放送で紹介されたのは「誰も知らない」と、チェコ民謡の「おお牧場はみどり」だった。


その後、「手のひらを太陽に」、「ちいさい秋みつけた」、「クラリネット(を)こわしちゃった」、「ねこふんじゃった」、「グリーングリーン」、「森の熊さん」など、数々の名曲を全国のお茶の間に紹介してきたこの番組が果たした役割は、戦前からあった童謡や唱歌のイメージを払拭するような新しい時代にふさわしい“こどもの歌”を発信し続けたことだ。
やがて、「山口さんちのツトム君」や「ビューティフル・ネーム」、最近では「WAになっておどろう〜イレアイエ〜」や「おしりかじり虫」など、番組からはオリコンチャートを賑わすヒットソングも誕生した。
また、近年は世界の映像界で気鋭のアート・アニメーション作家・映像作家発掘の場としても注目を集めており『みんなのうた』で発掘された若手映像作家が、国内外の映像祭で高く評価されるなど、映像界のインキュベーターとしての役割を果たしているという。




【番組公式ホームページ】
http://www.nhk.or.jp/minna/

<参考文献『音楽の365日話題事典』朝川博/水島昭男(東京堂出版)>


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