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TAP the DAY

2月3日 音楽が死んだ日から生まれた曲、「アメリカン・パイ(American Pie)」

2014.02.03

1959年2月3日未明、悪天候の中を強引に飛び立った小型飛行機が、離陸して間もなく吹雪のために方向を失い、アイオワ州セロ・ゴード郡のトウモロコシ畑に墜落した。
翌朝になって発見されるも、パイロットと乗客の全員が死亡していた。

命を落とした乗客はエルヴィス・プレスリーにつぐロックンロール・ヒーローだったバディ・ホリー、メキシコの民謡をロックンロール調にアレンジした「ラ・バンバ(La Bamba)」の大ヒットで知られるリッチー・ヴァレンス、そして“ビッグ・バッパー”の名で知られたJ.P.リチャードソンの3人である。

バディは22歳、ビッグ・バッパーが28歳、リッチーにいたっては17歳という若さだった。

ニューヨーク州ニューロチェールで新聞配達のアルバイトをしていた13歳の少年ドン・マクリーンは、憧れのアイドルであるバディ・ホリーの死を自分が配達する新聞で知って衝撃を受けた。

それから12年の歳月が流れてシンガー・ソングライターになったドンは、この悲劇を題材にした大作「アメリカン・パイ(American Pie)」を発表する。

A long long time ago
ずっとずっと昔のこと
I can still remember how that music used to make me smile
音楽が人を笑顔にしてくれるものだった頃のことを ぼくは今でもよく覚えている


歌詞の中にたくさんの曲やバンドが登場し、比喩と暗喩が散りばめられた8分32秒にも及ぶ異例の大作は、シングル・レコードの片面には収まらずA面とB面に分割されて発売された。

飛行機が墜落した日のことを「音楽が死んだ日」(The Day the Music Died)と、ドンは曲中で繰り返し歌っている。

And we sang dirges in the dark
そしてぼくらは暗闇で葬送の歌を歌っていた
The day the music died
あの音楽が死んだ日に


ビルボード誌では1972年1月15日より4週連続で第1位を獲得し、年間ランキングでも第3位となった。

「音楽が死んだ日」からちょうど13年後の2月、そのことを歌った曲が全米チャートで1位に輝いたのは出来すぎのようだが本当の話である。

Don McLean『American Pie』
Capitol

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