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ローラ・ニーロを偲んで〜ニューヨークが生んだ孤高のシンガーソングライターの足跡と功績

2020.04.08

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1997年4月8日、ニューヨークが生んだ孤高のシンガーソングライター、ローラ・ニーロ(享年49)が卵巣癌のためこの世を去った。
最期はコネチカット州ダンベリーの自宅で、息子ジルとデシデリオに見守られながら息を引き取ったという。

1947年10月18日、彼女はニューヨークのブロンクスで生まれる。
ブロンクスといえば、ニューヨークを代表する下町であり、黒人、ヒスパニック、白人がひしめき合う街。
彼女が生まれ育ったその街では、R&B、ジャズ、ドゥーワップなどの黒人音楽はもとより、ヒスパニック系のラテンサウンドが街中に溢れていた。
父親はピアノの調律師をしながら、ジャズトランペッターとしても活躍していた。
クラシック愛好家だった母親は、簿記係の仕事をしながら共働きで子育てをしていた。
彼女の家系はロシア系ユダヤ人、ポーランド系ユダヤ人、イタリア系という複雑な血筋を引いている。
両親の影響で、彼女は幼い頃から音楽に親しむ。
ジャズやゴスペルをベースに、アメリカのソウルやR&Bシーンに多大な影響を残したカーティス・メイフィールド、ブルー・アイド・ソウルの女王ダスティ・スプリングフィールドなどの影響を強く受けて育ったという。
14歳の時に、近所のプエルトリコ人の少年達とドゥ・ワップのグループを結成し、ストリートで歌い始める。
ハイスクール時代にはニーナ・シモンやマーサ&ザ・ヴァンデラスなどの黒人音楽、そしてボブ・ディランなどのフォークに傾倒し、この頃からソングライティングも始めている。
卒業後、自作曲を持ってレコード会社への売り込みを始める。
1966年、19歳になった彼女はフォーク・ウェイズ・レーベルと契約を結び、ピーター・ポール&マリーに自作の曲「And When I Die」を提供し、音楽家としてのキャリアをスタートさせる。


同年にソロ名義でのシングル「Wedding Bell Blues」をリリースするが、売り上げは芳しいものではなかった。
翌1967年には、1stアルバム『More Than a New Discovery』を発表し、モンタレーポップフェスティバルに出演するも、レコード会社の期待に応えられる売り上げにはならなかったという。


彼女のデビュー曲となったこの「Wedding Bell Blues」は、後にフィフス・ディメンションがカヴァーして全米1位を獲得する。
またピーター・ポール&マリーに提供した「And When I Die」は、後にブラッド・スウェット・アンド・ティアーズがカヴァーして全米2位を獲得している。



1968年には、2ndアルバム『Eli and the Thirteenth Confession(イーライと13番目の懺悔)』をリリース。
同作から再びフィフス・ディメンションが「Stoned Soul Picnic」をカヴァーし、全米チャート3位を記録。
また同作から人気グループ、スリー・ドッグ・ナイトが「Eli’s Comin’」をカヴァーし、全米10位を獲得。
これらのヒットを受けて、ローラ・ニーロの名前はますます知られるようになる。



以降も、アルバムを発表する度に様々な人気アーティストたちが彼女の曲をカヴァーし、ヒットチャートの上位を獲得し続けることとなる。
1960年代の終わり頃と言えば、アメリカを中心に数多くの優秀なシンガーソングライターたちが登場した時代。
ジェイムス・テイラーやキャロル・キング、ジョニ・ミッチェルなど才能溢れるアーティストたちが頭角をあらわし始め、彼らの多くはその後70年代のアメリカを代表するスターになってゆく。
そんな中、彼女は優れた作詞作曲のセンスと、ソウルフルな歌声、そして美しい美貌を持ち合わせながらも、スター歌手になることはなかった。
彼女の曲は、フォークともジャズともロックともソウルともゴスペルともいえない独特の雰囲気を放っている。
叫ぶように、語り掛けるように歌う、彼女の歌唱法も独特だった。
1971年、彼女(当時24歳)は結婚と同時に全曲R&Bのカヴァーによる5thアルバム『Gonna Take a Miracle』を発表して(夫の希望により)引退を表明する。
後に出産を経験した彼女は、5年間のブランクを経て1976年にジャズ的な要素を取り入れた6thアルバム『Smile』で復帰を果たす。
1978年以後は、およそ5年に1枚のペースでアルバムを発表していった。
夫と離婚したのち、1980年代の初めから画家のマリア・デシデリオと暮らし始める。
30代、40代とニューヨーク市からは約70マイル離れたコネチカット州のダンベリーという街で暮らしながら、マイペースに音楽活動を続けていた。
晩年は闘病生活を送りながら、彼女はいつも地球の未来、環境破壊の問題を気にしていたという。




こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動(公演スケジュール)です♪
全国で弾き語りライブを展開しながら、オリジナル楽曲に加え、TAP the POPでご紹介した楽曲なども(ちょっとした曲解説をしながら)カヴァーして歌っております。
コラムをご愛読いただいている皆様のご来場を心よりお待ちしております。
体験型TAP the POPを是非お楽しみに下さい♪



【山部“YAMAZEN”善次郎×佐々木モトアキ ダブルネーム弾き語りTOUR
“ちょっと長い関係の歌旅2020 in 四国”】


■5月8日(金)松山 スタジオOWL
■5月9日(土)徳島 デラシネ
■5月10日(日)高知 A’bar

↓チケットご予約&公演詳細はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12583344488.html




【佐々木モトアキ独り唄いTOUR“歌ものがたり2020”春夏】

■5月15日(金)久留米 農と音  
■5月16日(土)福岡 ROCK食堂 
■5月17日(日)大分(日田) Music Bar Sugar Sugar
■5月19日(火)小郡 ジラソーレ 
■5月30日(土)新潟 Mush
■5月31日(日)新潟(長岡) RADIO
■6月13日(土)名古屋 喫茶ニューポピー
■6月14日(日)静岡(浜松) 地中海料理Selfish
■6月20日(土)東京(高円寺) MOONSTOMP
■6月26日(金)京都 Bar USAGI
■6月27日(土)和歌山 OLD TIME 
■7月3日(金)福岡 BASSIC ROCK FES. 2020〜前夜祭〜
■7月4日(土)行橋 Rock ‘n Roll Bar Memphis
■7月5日(日)熊本(八代) bar 7th chord 
■7月18日(土)岩手(二戸) HOUSE OF PICNIC
■7月19日(日)秋田(能代) ハックルベリー 
■8月1日(土)群馬(渋川) Casa Midori
■8月22日(土)大阪 新世界ヤンチャーズ
■8月23日(日)徳島 デラシネ 
■8月24日(月)東広島 pasta amare
■8月28日(金)福岡 Bar KINGBEE
■8月29日(土)大牟田 陽炎
■8月30日(日)佐賀 417〜Que Sera ,Sera Vol.3〜

↓チケットご予約&公演詳細はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12576468028.html

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