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沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」が発売された日

2019.08.01

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そのひとのやさしさが
花にまさるなら
そのひとの美しさが
星にまさるなら
君は手をひろげて守るがいい
からだを投げ出す値打ちがある
ひとりひとりが思うことは
愛するひとのためだけでいい
君に話すことがあるとしたら
今はそれだけかもしれない

今はさらばといわせないでくれ
今はさらばといわせないでくれ


1978年(昭和53年)8月1日、沢田研二の24thシングル「ヤマトより愛をこめて」(ポリドール)が発売された。
同年の国内ヒットソングといえば…

1位「UFO」/ピンク・レディー
2位「サウスポー 」/ピンク・レディー
3位「モンスター」/ピンク・レディー
4位「君のひとみは10000ボルト」/堀内孝雄
5位「微笑がえし」/キャンディーズ


60階建の超高層ビル「サンシャイン60」が開館、新東京国際空港(現成田国際空港)開港、24時間テレビ「愛は地球を救う」放送開始、ディスコブーム、日中平和友好条約調印、サーフィンファッション大流行して、原宿に竹の子族登場した年でもある。



この「ヤマトより愛をこめて」は1978年8月5日に東映系で公開されたアニメーション映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の主題歌としてリリースされたものである。
当時はアニメ作品に人気歌手を使うことは異例だったが、沢田が歌った同曲はオリコンチャート4位にランクインするほどのヒットとなった。
作詞は阿久悠、作曲は大野克夫が担当。
当初、作曲は「恋のバカンス」(ザ・ピーナッツ)のヒットなどでも知られる宮川泰が手がけることとなっていたが、候補曲として作られたものに映画プロデューサーの西崎義展が難色を示したことによって大野への依頼となった。
最終的には大野による作曲、宮川による編曲の楽曲として完成した。
そのメロディーに阿久が“宇宙戦艦ヤマトへのレクイエム”として歌詞を乗せたのだ。
映画の中で主人公・古代進がこんな台詞を口にする場面がある。

「生き残ることは時として死を選ぶよりつらいことがある。だが命ある限り生きて生きて生き抜くこともまた人間の道じゃないのか。」

この台詞は映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の監督を担当した舛田利雄が書いたもので、1962年に石原裕次郎が主演した日活映画『零戦黒雲一家』(監督: 舛田利雄)のクライマックスで使われた台詞と重なるところがあるという。
その映画のテーマ曲となった「黒いシャッポの歌」を阿久が好きだったこともあり、舛田が阿久に作詞を依頼したというのだ。





沢田はこの曲を歌う際、衣装デザイン協力にファッションデザイナーの花井幸子を起用し、新たなヴィジュアル戦略に成功している。
花井といえば、当時ファッションリーダー的な存在でもあったタレントの芳村真理と40年以上に及ぶ親交を持っている人物で、TV番組「夜のヒットスタジオ」「料理天国」などで芳村の衣装デザインを担当したしたことでも知られている。
この時期から沢田は、奇抜な衣装やメイクを徐々にエスカレートさせていく。
同作の一年前にヒットさせた「勝手にしやがれ」(1977年)ではパナマ帽を客席に飛ばすというパフォーマンスを、「サムライ」ではナチスを彷彿とさせる衣装に刺青、「ダーリング」では水兵のセーラー衣装、「LOVE (抱きしめたい)」ではスタジオに雨を降らせ血で染まった包帯を手に巻いた。
さらに「カサブランカ・ダンディ」ではウイスキーを口にふくんで霧のように吹き、「OH! ギャル」では女優マレーネ・ディートリヒを真似たメイクで登場。
そして「TOKIO」では250万円の電飾衣装にパラシュートを背負い、「恋のバッド・チューニング」では青や金色のカラーコンタクトを装着するパフォーマンスを披露し、日本中に“ジュリー旋風”を巻き起こしてゆく…



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