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グレン・キャンベルを偲んで〜ポップスとカントリーの垣根を超越した伝説のミュージシャン

2022.08.08

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【2022年2月16日ブルーレイ&デジタル配信リリース】
https://movie-product.ponycanyon.co.jp/item125/


2017年8月8日、テネシー州ナッシュビルの医療施設でグレン・キャンベルが死去した。
翌日、彼の妻キム・ウーレンは次のような声明を発表した。

「非常に残念ですが、グレン・トラヴィス・キャンベルが享年81歳で死去したことをお伝えします。彼は最愛の夫であり、父親であり、祖父であり、伝説的なシンガー、そしてギタリストでした。彼はアルツハイマー病との長く勇敢な闘いを終えたのです。」


グレン・キャンベルといえば、約50年以上にも及ぶキャリアの中で「Rhinestone Cowboy」「Wichita Lineman」「By The Time I Get Phoenix(恋はフェニックス)」などをはじめ、全米チャートのトップ40に21曲ものヒットソングを送り込んだ音楽家である。
現在までに全世界で4500万枚の売り上げを記録しており、1968年にはザ・ビートルズを凌ぐ売上を記録し、同年のCMA最高賞エンターテイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2000年、2004年、2008年のグラミー殿堂賞を受賞し、2012年にはグラミー特別功労賞を受賞しており、さらに2005年には“カントリーミュージックの殿堂”において殿堂入りを果たしている。
また俳優として活躍した時期もあり、ジョン・ウェインが映画『True Grit(勇気ある追跡)』(1969年)に彼を出演させた際には、ゴールデングローブ賞新人賞にノミネートされている。
1980年(当時44歳)、クリント・イーストウッド主演の映画『Any which Way You can(ダーティファイター燃えよ鉄拳)』でタイトル曲を歌いカメオ出演し話題となった。
1991年(当時55歳)には、ドン・ブルース監督の映画『Rock-A-Doodle 』でエルヴィス・プレスリーに声が似た主役の雄鶏シャンティクリア役の声を担当した。






1936年4月22日、彼はアーカンソー州ディライトの近くのビルズタウンという町で12人兄弟姉妹の第7子として生まれた。
父親はスコットランド系の小作人だったという。
4歳から叔父の手ほどきを受けてギターを弾き始める。
10代の頃に実家を出た彼は、ニューメキシコ州アルバカーキで叔父のバンドであるディック・ビルズ&サンディア・マウンテン・ボーイズに参加。
23歳でロサンゼルスに移り、後のレッキング・クルーとなるグループに参加し、本格的にセッションミュージシャン(ギタリスト)としてのキャリアをスタートさせる。
ビーチ・ボーイズの名盤『Pet Sounds』を始め、フランク・シナトラ、エルヴィス・プレスリー、ディーン・マーティン、ナット・キング・コール、モンキーズ、マール・ハガードなどのアルバムに参加し、フィル・スペクターの代名詞とも言える“ウォール・オブ・サウンド”では重要な一翼を担った。
1961年、25歳になった彼は、エディ・コクランの相棒(共同作曲者)としても知られるジェリー・ケープハートの楽曲「Turn Around, Look At Me(ふりかえった恋)」を初めて自身の名義でリリースする。
1964年12月から1965年3月上旬、彼はザ・ビーチ・ボーイズのツアーに参加。
同バンドの11theアルバム『Pet Sounds』などのレコーディングにギタリストとして参加し、ツアーのステージではベースおよびファルセットのハーモニーを担当し、その多彩な才能を発揮している。
その後、コンスタントにソロ名義での作品を発表しながらキャリアを重ねてゆくも…大きなヒットに恵まれることはなかった。
ソロ歌手としてようやく日の目を見たのは1967年(当時31歳)だった。
ジョン・ハートフォードの楽曲「Gentle On My Mind」とジミー・ウェッブの楽曲「By The Time I Get To Phoenix(恋はフェニックス)」をカヴァーしたシングルがビルボードのカントリーチャートで2位を記録。
翌年のグラミー賞においてキャンベルは最優秀男性歌手賞と最優秀現代男性ソロ歌手賞を受賞することとなった。
これをきっかけに彼はジミー・ウェッブとの関係を深めてゆき、1968年には「Wichita Lineman」で初の全米トップ10入りを果たし、その人気を不動のものとしてゆく…







こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。












【歌ものがたり2022 雨ニモマケズ風ニモマケズ】




8月6日(土)東京(調布市)柴崎RATHOLE
8月7日(日)埼玉・新所沢LAD COMPANY 
8月19日(金)徳島SOUND SPACE FUN
8月20日(土)徳島Music Bar Ricky 
8月21日(日)倉敷 下津井スタイラス
8月22日(月)兵庫(伊丹) BAR BOILER ROOM
8月26日(金)東広島(西条)HOTEL VAN CORNELL屋上
8月27日(土)福岡(警固)呑処 岡ひろ
8月28日(日)大牟田 陽炎
9月3日(土)田川Diamond Moon
9月4日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis
9月10日(土)米子MUSIC PUB海あに
9月17日(土)京都LIVE&SALON夜想
9月25日(日)久留米 八百屋カフェ農と音1号店
10月7日(金)兵庫(伊丹)HEAVEN`S KITCHEN伊丹昆陽店
10月10日(月・祝)岡山Desperado(Bar side)
10月14日(金)唐津の海賊
10月15日(土)小倉Bar Disa
10月21日(金)八戸Bar FLAT
10月22日(土)能代ハックルベリー
10月23日(日)秋田カウンターアクション
10月29日(土)横浜Bar Brixton Market
10月30日(日)静岡・三島 ぐらBar’s
11月3日(木・祝)群馬・前橋 呑竜横丁 
11月22日(火)札幌SALINAS
11月23日(水)恵庭Mojo Hand 
12月2日(金)大阪 大きな輪
12日3日(土)和歌山OLD TIME
12月4日(日)広島Jammin’ bar
12月10日(土)福岡NIKAI
12月11日(日)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12733736025.html





【THE HUNDREDS 佐々木モトアキ×NOBUYAN’ Special Acoustic Live Tour 2022 “Only 2Men-6Days”】

9月18日(日)大阪 新世界ヤンチャーズ
9月19日(月・祝)名古屋 ROLLING MAN
9月22日(木)福岡 Bar KINGBEE
9月23日(金・祝)福岡 Bar KINGBEE
10月1日(土)新潟 Live Bar Mush
10月2日(日)仙台 Cafe de Lucille

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12748624898.html




【佐々木モトアキ×Keith “唄うたいと雷神” Autumn/Winter 2022 Japan Tour】

11月10日(木)大分・日田Chewing Gum
11月11日(金)佐賀 雷神 
11月12日(土)福岡・雑餉隈ZASSHO JAM
11月13日(日)熊本・八代7th chord
11月19日(土)札幌Log
11月20日(日)釧路 ガソリンアレイ
11月26日(土)高円寺MOONSTOMP
12月17日(土)埼玉・所沢MOJO


↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12751903088.html




佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

例えば執筆・編集のお仕事として、、、
「ロック」「ジャズ」「ブルース」「R&B」「シャンソン」「カントリーミュージック」「フォークソング」「歌謡曲」「日本の古い歌」など、ほぼオールジャンルのページ企画・特集に対応いたします。
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音楽以外のライティングとして、WEBページの作成・リニューアル、各種パンフレット作成に伴う「店舗のご紹介」「メニューご紹介」「企業・会社のご紹介」「商品のご紹介」などなど様々なPRに関わるお仕事も承ります。


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あらゆるものに存在する、ルーツや“人の想い”を伝えながら「誰が読んでもわかりすい読み物」をお作りいたします✒︎
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090-2669-2666

【佐々木モトアキ プロフィール】
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12648985123.html

【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
http://www.tapthepop.net/author/sasaki

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