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サイモン&ガーファンクル~50万人を動員したフリー・コンサート

2014.06.17

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サイモン&ガーファンクルが活動を休止したのは1970年のこと。

それから11年後、ポール・サイモンのもとにセントラルパークでフリー・コンサートをしてほしい、というオファーが届いた。

当時のセントラルパークは荒れていて整備する必要に迫られており、そのためのチャリティーイベントを企画していた。
前年にはエルトン・ジョンがフリー・コンサートを行い、40万人を動員している。
主催側から知人のミュージシャンを誘ったらどうかと提案されると、 ポールは「それならアーティーとやりたい」と返答する。

ポールとアーティーことアート・ガーファンクルからなるデュオ、サイモン&ガーファンクルは1965年に「Sound Of Silence」が全米1位の大ヒットとなったのをきっかけに第一線で活躍する。
しかし、制作の現場では意見が割れることも多々あり、互いにフラストレーションを抱えていた。
さらには5枚目のアルバム『Bridge over Troubled Water』(明日に架ける橋)の制作中、アートが映画の撮影でレコーディングに参加できないというトラブルも起きた。
このアルバムのリリース後まもなく、2人はS&Gでの活動を休止してソロにするようになる。

しかし解散を宣言しなかったのは、再び一緒にやる可能性も考慮したからだった。実際、1972年には民主党の大統領候補、ジョージ・マクガバンの支援コンサートにS&Gとして出演している。
とは言ってもそれ以降2人で活動することはなく、9年の月日が流れていた。

セントラルパークの誘いを受けたアートは出演を承諾し、ワンマンとしては11年ぶりのコンサートが実現することとなる。

9月19日、久しぶりのS&Gをひと目見ようとセントラルパークには大勢の観客が集まり、当時の最高動員数となる52万人を記録した。

ニューヨーク市長の紹介でステージに登場した2人は、S&Gの曲の他にそれぞれのソロ楽曲、エヴァリー・ブラザーズやチャック・ベリーのカバーを歌い、当時と変わらない見事なハーモニーを響かせる。

コンサートは大成功に終わり、エルトン・ジョンから始まったセントラルパークでのフリー・コンサートは夏の恒例となっていく。
1983年にはダイアナ・ロスが登場し、1991年には再びS&Gによるフリー・コンサートも催された。



サイモン&ガーファンクル『セントラルパーク・コンサート』
Sony Music Direct

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