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レッド・ツェッペリン~5次元に到達した脅威のライヴ・バンド

2014.07.15

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「もし私たち4人全員が最高の演奏をしたなら、バンドは5次元に到達できた。」

ジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンのステージについてこう言葉を残している。

1968年、ジミーが所属していたバンド、ヤードバーズはメンバー間の仲違いやツアーへの不満から空中分解し、ジミーはイギリスで新たなメンバーを探すことになった。
スタジオミュージシャン仲間だったジョン・ポール・ジョーンズ、4歳年下のロバート・プラントとその友人、ジョン・ボーナムといういずれも飛び抜けた実力を持つ3人を集めてレッド・ツェッペリンを結成すると、3ヶ月後にはわずか9日間で1stアルバムを完成させ、マスターテープを持ってアメリカの名門、アトランティック・レコードと新人としては破格の条件で契約を交わす。

年が明けると活動の中心はイギリスからアメリカに移り、各地をツアーで回り始めた。
始めの頃は前座を務めることが多かったが、無名の新人バンドとは思えない世界屈指のテクニックと観る者を圧倒するエキサイティングなステージは、他のバンドにとってまさに脅威だった。

「幾つかバンドがあって、私たちが彼らをサポートしていたんだけれど、その彼らが姿を見せないんだ。」

ツェッペリンはあっという間にアメリカで支持を集め、デビューアルバム「Led Zeppelin」は全米10位を、2ヶ月後にリリースされたイギリスでは6位を獲得する。
同年10月に発売された2ndアルバム「Led Zeppelin II」は米英それぞれで1位となり、ツェッペリンの人気は不動のものとなった。

以降、1973年にロバートが喉を痛めるまで4年間ほぼ休むことなくツアーを続けて400回以上ものライヴをしたレッド・ツェッペリンだが、その中でもジミーが「絶好調のレッド・ツェッペリン」として挙げ、2003年にリリースされたのが「How the West Was Won」(「伝説のライヴ」)だ。
1972年6月、8回目となるUSツアーの終盤でのライヴを編集したこのアルバムでは、4人が一体となって、「Whole Lotta Love」(胸いっぱいの愛を)や「Dazed And Confused」(幻惑されて)では20分以上にわたる演奏時間の中で変幻自在のセッションを展開し、まさに“5次元に到達”したレッド・ツェッペリンのライヴを聴くことができる。



Led Zeppelin『How the West Was Won』
ワーナーミュージックジャパン

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