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ポール・ウェラー~エイミーとの共演は本当に幸運なことだった

2014.07.22

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「あらゆる時代の中でもっとも好きなシンガーの1人だ」

1970年代後半にはザ・ジャムを牽引し、今もなおモッズをはじめ英国で絶大な指示を得ているポール・ウェラー。
その彼がもっとも高く評価しているシンガーの1人がエイミー・ワインハウスだ。

エイミーは2006年に2ndアルバム『Back to Black』をリリースすると、23歳の若さでイギリス最大の音楽賞、ブリット・アワーズの最優秀英国女性シンガーの座に輝いた。
その勢いは止まることを知らず、2008年には同アルバムとリード・シングル「Rehab」でグラミー賞の最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞、最優秀新人賞、最優秀ポップ・アルバム、最優秀女性ポップ・パフォーマンスの5冠という偉業を成し遂げる。


しかし、プライベートでは交際相手と結婚してからわずか2年で離婚したり、アルコール中毒やドラッグ中毒を抱えていたりとスキャンダルな話題が多く、音楽活動も休みがちだった。

2011年6月には、本格的な復帰としてヨーロッパ・ツアーを開始するも、開演時刻から大幅に遅れて登場したうえに泥酔してまともに歌うことも出来ないという醜態をファンの前で晒してしまい、「史上最悪のコンサート」という烙印を押されてしまう。
エイミーが急性アルコール中毒でこの世を去ったのはそれから1か月後のことだった。

そんなエイミーとポールの2人が共演したのは2006年12月31日の深夜、元スクイーズのジュールズ・ホランドがMCとハウスバンドを務めるイギリスの人気テレビ番組「Later With Jools Holland(ジュールズ倶楽部)」の年越し特番でのことだ。

大御所のサム・ムーアから若手のリリィ・アレンまで幅広い世代のミュージシャンが集まって歌う中、ポールとエイミーはそれぞれ1曲ずつ歌うと、マーヴィン・ゲイの「I Heard It Through The Grapevine」(「悲しいうわさ」)とエッタ・ジョーンズの「Don’t Go To Strangers」をデュエットで披露する。

「エイミーとの共演は本当に幸運なことだったよ。彼女は素晴らしいし、とんでもない才能を持っている」

2人の歌は、長い歴史を持つ「ジュールズ倶楽部」におけるハイライトとなり、2013年に番組の20周年を記念してリリースされた『Golden Age of Song』にも収録されている。





ジュールズ・ホランド・アンド・ヒズ・リズム&ブルース・オーケスラ『ゴールデン・エイジ・オブ・ソング』
ポールとエイミーの「Don’t Go To Strangers」を収録(ワーナー・ミュージック・ジャパン)

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