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Crossroads〜“真実”と“現実”が交差する歌〜

2014.08.10

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原発ゼロの夏、電力は十分に足りているのか?(THE PAGE‎より)
ネットなどでは「なんだ電気、足りてるじゃん」などという声が聞こえてきます。しかし、十分に電力が足りているかというと、実は少し心もとない状態で、国や政府はこれまで以上の節電を国民に訴えています。どういう事情があるのでしょうか?


原発ゼロでも6社が黒字 東電「コスト削減を徹底」(朝日新聞デジタルより)
大手電力10社の4~6月期決算が31日、出そろった。原発は全国で一基も動いていなかったが、東京電力など6社は経常損益が黒字になった。赤字の4社は原発に頼る割合が大きかった会社が多く、業績改善が遅れる北海道電力は電気料金の再値上げを申請した。

♪「Crossroads 」トレイシー・チャップマン


All you folks think you own my life 
But you never made any sacrifice 
Demons they are on my trail
I’m standing at the crossroads of the hell
I look to the left I look to the right
There’re hands that grab me on every side

あなた達は私のことをどうにでもできると思っている
でもあなた達は何の犠牲も払おうとしない
私の行く手に悪魔が待ちかまえていて
右を見ても、左を見ても
あちこちから手が伸びてきて私をつかまえる

All you folks think I got my price 
At which I’ll sell all that is mine
You think money rules when all else fails
Go sell your soul and keep your shell
I’m trying to protect what I keep inside
All the reasons why I live my life

あたなは私に値段をつけたと思っている
金で私の持っているすべてを奪おうとする
すべてがダメになっても、金だけは頼れると
さぁ魂を売って  あとは隠れているといいわ
私は心の中にあるものを守ろうとしているだけ
そのために私は生きているの

Some say the devil be a mystical thing 
I say the devil he a walking man
He a fool he a liar conjurer and a thief 
He try to tell you what you want
Try to tell you what you need

悪魔は霊的象徴なものだって言う人もいるわ
でも私に言わせれば、悪魔ってその辺を歩いている人間のことよ
愚かで嘘つきで詐欺師で盗人
欲しいものなら何でも売りつける
みんな何が必要なのか 勝手に決めつけようとしてる


政治・社会的メッセージの強い“真実の歌”を紡ぐアーティストとして知られるトレイシー・チャップマンが、1989年に放った名曲だ。
その前年、23歳で発表したデビューアルバムで(いきなり!)グラミー賞「最優秀新人賞」「最優秀女性ポップスボーカル賞」「最優秀コンテンポラリー・フォーク賞」3部門を受賞した彼女も今年で50歳を迎える。
デビューから程なくして、ネルソン・マンデラ主催のコンサートや、アムネスティ(人権擁護団体)のイベントへの出演等、矢継ぎ早に名立たるアーティスト達と肩を並べ世界の大舞台に立った彼女。
同時期にブルース・スプリングスティーンやピーター・ガブリエル等との共演で初来日した彼女は、ギター1本で東京ドームのステージに立ち、多くの人達を感動させたという。
また、新人としては異例の早さで、伝統あるカーネギーホールで単独公演を満席で成功させ、最もうるさいと言われるニューヨークの聴衆を熱狂させた。
インタビュー嫌いな彼女が、当時唯一残したこんな言葉がとても印象的である。
アメリカンドリームを信じるか?という質問に対して―

「Never…一度も信じたことがないわ。
貧乏な黒人でアメリカに育った人は、そんなもの信じられないはず。
努力したから良い生活が得られた人もいるけど、人種や性差別の偏見を無視することはできないし、全ての人に可能性が行き渡っているわけではないのが現実だから。」


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Standing at the point
The road it cross you down 
What is at your back
Which way do you turn
Who will come to find you first
Your devils or your gods

道が交差するこの場所に立っている
あなたの後ろに何がいるのか?
どっちの道を歩いて行くのか?
誰が最初にあなたを見つけるのか?
悪魔か?それとも神か?

All you folks think you run my life 
Say I should be willing to compromise 
I say all you demons go back to hell
I’ll save my soul save myself

あなた達は私を支配しようと思っている
私が妥協するはずだと高をくくっている
悪魔よ、地獄へお戻り
私は自分の魂と“私自身”を救うのだから


crossroads
“真実”を歌う彼女の声は、聴く者に対して“現実”の厳しさを突きつけてくる。
右に曲がるべきか?
左に折れるべきか?
前へと進む方がよいのか?
それとも、この道を引き返した方がよさそうなのか…
今年、日本は東日本大震災以降、初めて原発稼働ゼロの夏を迎えています。
69回目の終戦記念日を前に、様々に関する「YES」「NO」をちょっと立ち止まって考えてみる必要があるのかもしれない。
今、我々は時代の十字路(Crossroads)に立っている。

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トレイシー・チャップマン『Crossroads』

(1989/ Elektra)



さて、今週は「政治・社会的メッセージの強い一曲」を紹介して下さい♪
皆様からのコメント欄への投稿をお待ちしております。
洋楽・邦楽・性別・世代を超えて“音楽と出逢う”歓びを、皆さんで分かち合いませんか?
「私ならこの一曲!」
YouTube動画のURLをコメント欄に貼付けて、歌詞の内容や選曲理由と共に「一曲」聴かせて下さい。
投稿方法がわからない方は、直接メッセージでご返信(メール投稿)下さい。
曲名/アーティスト名と選曲理由だけの投稿でもかまいません。
info@tapthepop.net
コメント欄の方へ代理投稿させていただきます。
宜しくお願い致します。

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