boygeorge-this-is-what-i-do-5a44b054dae0032a3a87f7fadf45fe12ce48a055-s6-c30

TAP the NEWS

文化の歌〜カーマは気まぐれ〜

2016.11.03

Pocket
LINEで送る

11月3日の文化の日は結局なに?由来は?日本一謎の祝日(これは知りたかった!!情報センターより)
「文化の日」は1948年(昭和23年)に決められた。実は1946年11月3日に「日本国憲法」が公布された日。そして、この日本国憲法が「平和と文化」を重視した内容であることから「文化の日」と名付けられた。

♪「Karma Chameleon(カーマは気まぐれ)」/カルチャー・クラブ


Karma karma karma karma karma chameleon,
You come and go, you come and go.
Loving would be easy
if your colors were like my dreams,
Red gold and green, red gold and green.

因果応報って言うでしょ?
そんなことから運命は変わっちゃうんだよ
君はあっちへふらふら こっちへふらふら
君が思ってることと僕の望みが近いなら
愛し合うことは簡単なのかもしれないね
愛は赤にも金色にも緑にも変わっていくんだ


この「Karma Chameleon(邦題:カーマは気まぐれ)」は、イギリスのバンド、カルチャー・クラブが1983年に発表した80年代を代表するヒット曲である。
1984年には“ビルボードHOT100”で3週連続1位に輝き、更に世界16ヵ国でも1位を獲得し、バンド最大のヒットとなった。
ボーイ・ジョージは、カルチャー・クラブという名前についてこう語っている。

「4人のルーツがそれぞれ違うことからつけたんだ。僕はアイルランド系、ジョンはユダヤ人、ミッキーはジャマイカンでロイがイングランド。4つの文化が集まったから、カルチャー・クラブにしたんだよ。」

カルチャー・クラブは80年代にリリースしたデビューアルバムのうち3曲が米国でトップ10にランクされるヒットとなり、これはザ・ビートルズ以降初めての快挙であった。
当時、世界中でシングル一億枚とアルバム5,000万枚を売り上げ人気絶頂だった最中「この曲は単なる言葉遊びだ」という批判が巷で沸き起こった。
これに対してボーイはこう反論し、歌詞の解釈の仕方まで説明している。

「そんなことを“したり顔”で噂している連中は馬鹿なんだよ。」
「この曲は自分に正直に、そして感じたように行動しないと、カーマのように報いを受けることになるよ、ってことを歌っているんだけどね。」


ボーイ・ジョージは、本名をジョージ・アラン・オダウドといい、ベクスリー・ロンドン特別区で“男の子”として生まれた。苗字の“オダウド”はアイリッシュ系の氏である。彼の化粧は学生時代からのもので、その頃から「オカマ」と呼ばれていたという。
ボーイは当時のことをこんな風に回想している。

「学校は退屈な場所だったし、周囲の目を自分に向ける方法もなかった。たいてい目立っていたのは粗野な乱暴者で、彼等以外が自分の存在をアピールするなんて無理だったんだ。そこで僕は“自分が目立つにはどうしたらいいか?”を考えて、このやり方を思いついたんだ。」

つまり、ここに歌われている“カーマ(Karma)”とは、女の子の名前とのダブルミーニングで“業や因果応報”を比喩しているものである。
歌詞の中では、態度をコロコロ変えながら思ったことをちゃんと言わない彼女に「いつかバチがあたって恋もダメになっちゃうよ」と諭しているような内容となっている。
また、ボーイは『The Billboard Book of Number One Hits』(Fred Bronson著)の中でこの曲について次のように語っている。

「誰にだって思い当たる節があるだろうけど…基本的には、自分が正直じゃなかったり、思った通りに行動せず我慢したりすると、因果が回ってくるのさ。」
「つまり自分に正直に生きないと、自然の流れから何かしらツケを払うことになるんだ。」


♪「Karma Chameleon(カーマは気まぐれ)」/カルチャー・クラブ2002(Culture Club ‘Karma Chameleon’ 20th Anniversary Concert@The Royal Albert Hall )


Karma karma karma karma karma chameleon,
You come and go, you come and go.
Loving would be easy
if your colors were like my dreams,
Red gold and green, red gold and green.

人の運命はカメレオンのように変わるんだ
君のようにどっちつかずにふらふらしていると
運命も変わっちゃうんだよ
君が思ってることと僕の望みが近いなら
愛し合うことは簡単なのかもしれないね
赤や金色や緑に…愛もカメレオンのように色が変わるんだよ



マイケル・ジャクソン、マドンナ、プリンスと並び“20世紀のポップアイコン”とも呼ばれた彼が「カーマは気まぐれ」から30年、実に18年ぶりの完全オリジナル新作アルバム『This Is What I Do』を完成させたのだ。
一時は様々なスキャンダルによって、築き上げた栄光と共にかつての“美貌”が損なわれていたものの、新しく公開されたミュージックビデオでは、厳かなオーラをまとい、再び王座に就くにふさわしい風格と思慮深い歌声でかつての魔法を取り戻し“完全復活”を遂げている。
ボーイは本作の完成について、この様に語っている。

「自分の音楽活動の原点、魂のありかに戻ってみたんだ。それは僕にとって、とても大切な旅だった。」

新曲「King Of Everything」は依存症との戦いとその克服を描いたもので、「もう酒とは縁を切った」とはじまり、「僕の王冠は失われてしまったのか?それともまた全ての王になれるだろうか?」とボーイは歌う。


また、本国UKでは各メディアが下記のようにボーイの華麗なカムバックを大絶賛している。

「今年最高のカムバック作品」 ザ・ガーディアン
「20世紀のポップ・アイコンが、遂に魔法を取り戻した!」 ザ・テレグラフ
「不屈のアイコンが華麗にカムバック。間違いなく確信犯だ」 MOJO
「思慮深い言葉が散りばめられ、歌声は以前よりもっと豊かで、深い。」 メトロ
「ボーイが戻ってきた。再び王座に就くにふさわしい風格で。」 クラシック・ポップ
「こんなに楽しそうなジョージは何年ぶりだろう」 インディペンデント


*このコラムは2014年11月に初回公開されました。

♪1stシングル「King Of Everything」/ボーイ・ジョージ


♪2ndシングル「My God」/ボーイ・ジョージ

2014年の5月には、ロック・ポップス・カントリーなどの名曲をパンク調にカヴァーすることで有名な“パンク界のスーパーバンド”ミーファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズによるバージョンが発表され話題となった。
♪「Karma Chameleon(カーマは気まぐれ)」/ミーファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズ


カルチャー・クラブ『Colour By Numbers』

カルチャー・クラブ
『Colour By Numbers』

(1983 / Virgin)


ミーファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズ『Are We Not Men? We Are Diva!』

ミーファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズ
『Are We Not Men? We Are Diva!』

(2014 / Fat Wreck Chords)


ボーイ・ジョージ『This Is What I Do』

ボーイ・ジョージ
『This Is What I Do』

(2014 / SMJ)

Pocket
LINEで送る

スポンサーリンク

関連アーティスト

関連するコラム

[TAP the NEWS]の最新コラム

このコラムへの感想・コメントを書く

Pagetop ↑