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究極のラブソング前編〜ジョンとヨーコの出会い「釘を打つための絵」〜

2014.12.07

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命日を前に考える “ジョン・レノン全作品ハイレゾ化” の意味。元洋楽ディレクターが分析(Phile-webより)
ジョン・レノンがニューヨークのダコタ・ハウス(自宅)の前で凶弾に倒れてから今年で34年。まもなく命日の12月8日がやってくる。生誕74周年にあたる今年10月9日から、『イマジン』を皮切りに順次彼のアルバムがハイレゾでリリースされた。以前からデジタル配信されていたポール、リンゴ、ジョージ(の一部)のアルバムとともに、ジョンの作品もハイレゾ配信のリストに加わった。

平和を願う歌〜War is over〜(TAP the NEWSより)
それは1980年12月8日、午後10時50分に起きた悲劇。ジョン・レノン、ヨーコ・オノ夫妻はスタジオでの作業を終え、ニューヨーク市セントラルパークウェスト72丁目のダコタ内の自宅へ帰ってきたところだった。72番街の路上でリムジンを降り、ヨーコより数歩先を歩いていたジョンに、黒のレインコートを着て金ブチ眼鏡をかけた男が門の横から「レノンさん」と声をかけた。男は、振り返ったジョンに向かって38口径のピストルを5発発射した―――

♪「Love」/ジョン・レノン


Love is real Real is love
愛は現実であり実在する
Love is feeling Feeling love
愛は感覚 愛を感じること
Love is wanting to be loved
愛とは愛されたいと欲すること


Love is touch touch is love
愛は触れること 愛とは接触
Love is reaching reaching love
愛は届くこと 愛は到達する愛
Love is asking to be loved
愛とは愛されたいと求めること


Love is you
愛はあなた
You and me
あなたと私
Love is knowing We can be
愛とは二者が“あなたと私”という関係であることの自覚


Love is free Free is love
愛は自由 束縛がないこと
Love is living Living love
愛は生活 愛という生活
Love is needing to be loved
愛とは愛されることが必要であること



ジョン・レノンとオノ・ヨーコ。
世界中で最も“有名なカップル”と言っても過言ではないだろう。
1970年、ジョンはソロアルバム『John Lennon/Plastic Ono Band(ジョンの魂)』を発表する。
ビートルズ解散後に初めて発表されたアルバムとして当時多くの注目を集めた。
これ以前にも“ジョン・レノン&オノ・ヨーコ”の名義でアルバムを発表しているので、4枚目のソロ作となる。
そこに収録されたのが、この「LOVE」である。
ジョンのアコースティックギターと、プロデューサーのフィル・スペクターが弾いたピアノだけでレコーディングされたものだと云う。
それはまさに、ジョンとヨーコの関係を象徴するかのような“究極のラブソング”だ。
発表から約45年が経つ今も、多くの人々に愛され続けている名曲である。



二人の出会いの舞台は、ヨーコの個展会場だった。
1966年11月9日の出来事。
前衛芸術家として活躍していたヨーコは、ロンドンのインディカ・ギャラリーで『未完成の絵画とオブジェ Unfinished Paintings and Objects』と銘打った個展を開催した。
その日、ジョンは友人に不思議な日本人女性アーティストのことを紹介されて、彼女の個展をオープニング前日にも関わらず訪れてみた。
友人の紹介とはいえ勝手にギャラリーを訪れたジョンは、いわば招かれざる客だった。
お互い相手が何者であるかも知らなかったにも関わらず、二人はその日その場で恋に落ちたのだ。
それは、こんな“やりとり”から芽生えた恋だったという。


ギャラリーを訪れたジョンは、『釘を打つための絵 Painting to Hammer a Nail』という作品に興味を示した。
それは、真っ白なキャンバスと金槌が壁に飾ってあるだけのもので、見た人がキャンバスに釘を打つというユニークな作品だったという。

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ジョンは「釘を打ってもいいですか?」とヨーコに尋ねた。
ヨーコは「まだオープン前ですから、そういうことは困ります」と答えたという。
がっかりしているジョンを見て、ヨーコは「じゃあ、5シリングを払えば打っていいです」と言い出した。
するとジョンは「想像のお金を払うので、想像の釘を打っていいですか?」と答えたという。
そして…二人はにっこり笑い合った。
物に対する感じ方が同じだったのだ。
ジョンはこの出来事をきっかけに、世界一有名なバンドのメンバーとしているよりも、もっと自由に愛や平和を表現したいと心から感じ始めたのだという。
その後二人は少しずつその距離を縮め…一年という期間を経て恋人同士となってゆく。
紆余曲折の末(ジョンはシンシア・パウエルと結婚していたが1968年に離婚、ヨーコは映画監督のアンソニー・コックスと結婚していたが1969年に離婚、最初は一柳慧と結婚していたため2度目の離婚であった)1969年に英国領ジブラルタルで結婚した。
運命的な出会いによって結ばれたジョンとヨーコは、その後あの有名な“ベッドイン”など、次々とユニークな平和活動を行うようになる。


【究極のラブソング後編〜ジョンとヨーコの出会い「天井の絵」〜】は、12/14(日)に公開予定です!お楽しみに♪

ジョン・レノン『John Lennon/Plastic Ono Band(ジョンの魂)』

ジョン・レノン
『John Lennon/Plastic Ono Band(ジョンの魂)』

(1970/EMI)


さて、今週は「あなたの知っている究極のラブソング」を紹介して下さい♪
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