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無双のバンド〜The Doorsの真実、彼らが開いた扉とは?

2022.07.12

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「Break On Through (To the Other Side)」/ドアーズ



長いロックンロールの歴史において、まさに“無双”の存在として多くのアーティストに影響を与え続けてきたThe Doors(ドアーズ)が、1993年にロックの殿堂入り(The Rock and Roll Hall of Fame and Museum)を果たした。
彼らは60年代の後半にサンフランシスコを中心に台頭したピッピームーブメント(ジェファーソン・エアプレーン、グレイトフル・デッドなどの一派にも加担しなかったし、ブリティッシュ・インヴェイジョン(ビートルズやストーンズやザ・フーが起こしたイギリス発の音楽旋風)にも影響されていなかった。
彼らにとって本拠地だったロサンゼルスにおいてさえ、当時“主流”だったママス&パパスやバーズなどのフォークロックとは“別世界の住人”と考えられていた。
そう、ドアーズはいかなるムーブメントからも超絶していたのだ。
若者達が音楽を通じて“高い理想”を掲げていた時代において、彼らの視線はロックの範囲をはるかに超える軌道を追い求めていたのである。

昼が 夜を ぶち壊す
夜が 昼を 切り分ける
まず走ってみろ 隠れてみろ
向こう側に突き抜けるんだ!

―「Break On Through(To the Other Side)」より―

1965年の夏、カリフォルニア州ヴェニスビーチで誕生した当初から、彼ら(The Doors)は真の意味でのバンド=創造的なエネルギーの集合体だった。
その伝説はUCLA(カリフォルニア大学ロス校)の映画学科で学んでいたジム・モリソンとレイ・マンザレク(オルガン・ピアノ)との出会いから始まった。
ちなみに、後にドアーズの楽曲「The End」を映画『地獄の黙示録』(1979年)の挿入歌として使用したフランシス・F・コッポラ監督は、彼らと同じ教室で学んだ同級生でもある。





結成から程なくして、彼らはロサンゼルスにあるウィスキー・ア・ゴー・ゴーというナイトクラブのステージで人気者となる。
観客の関心の的は、もっぱらジム・モリソンだった。
そのルックスと才能からすればそれも当然だったが、レイ・マンザレク(オルガン・ピアノ)、ロビー・クリーガー(ギター)、ジョン・デンズモア(ドラム)を合わせた4人が一体化し、融合しなければドアーズのマジックはありえないことを、誰よりもジム自身がよく知っていた。
ゆえに、ジムが一度としてソロ活動をしなかったのも何ら不思議なことではない。
レイ、ロビー、ジョンの3人もまた“ジムの使命”に共感していたから、そんなことは問題外だったのである。
例えば彼らの代表曲「Light My Fire(ハートに火をつけて)」「Love Me Two Times」などの作詞の大部分を手掛けたのはギタリストのロビーであるが、彼はそれこそジム以上に“ジム・モリソンらしく”響く言葉を書くことが出来たのだ。

「Love Me Two Times」/ドアーズ



「Light My Fire(ハートに火をつけて)」(Live) New York/ドアーズ

来いよベイビー 俺に火つけておくれ
来いよベイビー 俺を燃やしておくれ
この夜に火を放ってやろうぜ

―「Light My Fire(ハートに火をつけて)」より―


ロビーは、ドアーズの歌作りにおいて大きな役割を果たしながら、フラメンコギターからボトルネックによるブルースまであらゆるアプローチのギタープレイをこなし、誰も聴いたことがなかったようなサウンドを創造した。
一方シカゴで育ったオルガンのレイは、クラシックピアノの素養もあったが、土地柄も影響しブルースに深い愛情を持っていた。
レイはドアーズの代表的な楽曲の作曲を数多く手掛け、キーボードを演奏しながら同時に左手でベースラインを弾いて、サウンドをメロデックにドライブさせた。
ジャズドラマーだったジョン・デンズモアは、呪術的なリズムと劇的なタイム感において彼の右に出る者はなく、バンドの強靭なエンジン役を果たした。
そしてジム・モリソンといえば、生来の詩作の才と神秘的なバリトンボイスを持った“希代の詩人”として知られている。
ジムは19世紀のフランスの詩人アルチュール・ランボーに多大な影響を受けていた。
「あらゆる感覚の理知的な錯乱によって、未知なるものを実現すること」
そんなランボーの理念を、ジムは忠実にバンドに注ぎ込もうとしていた。
このメンバーでなければ、ジムの詩がノートから飛び出して、ステージで歌われ、レコードとなり、次世代にまで歌い継がれることはなかったであろう。
では、そんな彼らのバンド名“The Doors”にはどんな由来があるのだろう?


If the doors of perception were cleansed, everything would appear to man as it truly is, infinite.
知覚の扉が浄化されるならば、万物は人間にとって“真の無限”として立ち現れる


幻視者であり、画家でもあった18世紀の詩人ウィリアム・ブレイク(1757年―1827年)の書『知覚の扉(the doors of perception)』の中には、こんな一節が綴られている。
また、イギリスの作家オルダス・ハクスレー(1894年―1963年)は、このブレイクの詩に影響され、自らのメスカリン体験を綴った著作を『知覚の扉』と題した。
ジムは、これら二つの作品に共感を覚え、「扉(Doors)」という名前を提案したのだ。
もちろんメンバーは大賛成だった。
その名前、そしてそれを生んだインスピレーションは“彼らの在り方”と“彼らのやりたかったこと”を、完璧に表現していたからである。

<引用元・参考文献・ドアーズ・ロックンロール殿堂入り記念パンプレット『未知へのドアー、ここに開く』(1993年)/ポール・A・ロスチャイルド(著)石山淳(訳)>



ドアーズ『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ドアーズ〜40周年記念ミックス〜』

ドアーズ
『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ドアーズ〜40周年記念ミックス〜』

(2013/ワーナーミュージック・ジャパン)




こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。










【佐々木モトアキ×Keith “唄うたいと雷神”】

6月18日(土)金沢JealousGuy
6月19日(日)富山・高岡GOOD FELLOWS
6月25日(土)高円寺MOONSTOMP
7月22日(金)青森Be on café 222
7月23日(土)岩手・二戸 HOUSE OF PICNIC 
7月24日(日)秋田Yuki’s Hookah Bar(昼公演)
7月24日(日)秋田Yuki’s Hookah Bar(夜公演)

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12733597546.html






【歌ものがたり2022 雨ニモマケズ風ニモマケズ】



7月2日(土)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋
7月3日(日)大分・宇佐 音小屋REBOOT
7月8日(金)福岡Bassic Rock Fes. 2022前夜祭@graf
7月9日(土)佐賀 雷神 
7月10日(日)長崎 タンゲ食堂
7月16日(土)米子Music Bar Hana Hana
7月17日(日)鳥取LOVE FLASH FEVER
7月18日(月・祝)松江B1
7月30日(土)静岡・御前崎Cook House椿
7月31日(日)愛知県・東海市Funky LIVE Dinerダイナマイト
8月6日(土)東京(調布市)柴崎RATHOLE
8月7日(日)埼玉・新所沢LAD COMPANY 
8月19日(金)徳島SOUND SPACE FUN
8月20日(土)徳島Music Bar Ricky 
8月21日(日)倉敷 下津井スタイラス
8月22日(月)兵庫(伊丹) BAR BOILER ROOM
8月26日(金)東広島(西条)HOTEL VAN CORNELL屋上
8月27日(土)久留米 農と音2号店
8月28日(日)大牟田 陽炎
9月17日(土)京都LIVE&SALON夜想



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佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
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【佐々木モトアキ プロフィール】
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【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
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