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親子の歌〜Father and Son

2015.05.05

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5月5日は「子供の日」。
今日は、ロンドン出身のシンガー・ソングライター(教育家、慈善活動家、イスラム教への改宗者としても知られている)キャット・スティーヴンスが紡いだ「Father and Son」という名曲をご紹介します。
この普遍的な父と子の“対話のような歌詞”が、年齢・性別・時代を超えて…今、皆さんにはどんな風に響くでしょうか?
オリジナルはもとより、ジョニー・キャッシュが晩年に歌ったものや、ロッド・スチュワートによるバージョンも秀逸です。

♪「Father and Son」/キャット・スティーヴンス



[Father]
自分だけで大きくなったなんて思ってはいけない
そんなことじゃ世の中を渡って行けないから

「信じられるもの」を見つけて、それと共に生きるんだ
お前は「そんなもの!」と思うだろうが、それは必ず必要になってくる



[Son]
時が過ぎて…色んな事があった今 親父の言葉が今も胸の中にある
あの時は辛くて…ただつまらない言葉だと思ってたけど…
今やっと分ったよ 親父の言う通りだ
今はそう心から思える
そんな風に生きて行こうと思う
これからは…そんな風に生きて行くよ…



Father-and-son
人間も自然界の動物達も皆、この世に生を受けた瞬間から“子供”となる。
権力者も、庶民も、金持ちも、そうでない者も、老いも若きも、男も女も。
誰もが等しく“誰かの子”である。
いつの時代も“それだけ”は変わることのない事実。
親は子を想い、子は親を想う。
ある時期、子は「親」や「大人達」に反発し、「一人前」になってゆく。
親は、それを見守り、寄り添いながら「巣立ち」を見届ける。
5月5日は「子供の日」。
あなたは大切な人にどんな歌を贈りたいですか?

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<キャット・スティーヴンス>
1966年、当時18歳だった彼はロンドンのプロデューサーに見出され“ポップスター”のような売り出され方で驚異的な人気(世界中で6,000万枚以上のアルバム売り上げ) を博した。翌年、19歳で重い結核にかかり療養で音楽から遠ざかる。
2年後…彼は深い言葉を綴るシンガー・ソングライターとなって再デビューを果たした。
そして、1970年以後に発売された(同曲が収録された)アルバムは、アメリカで300万枚以上のセールスを記録し、全米レコード協会によってトリプル・プラチナムに認定された。
1977年、彼は突然イスラム教に改宗し、その翌年に自らの名前を「ユスフ・イスラム」と改める。
成功を手にしたミュージシャンが全てを投げ捨て、慈善活動や宗教教育活動に全財産を注ぎ込んだ行為は、かなりショッキングな話題として取り扱われた。
その後、2004年の『マン・フォー・ピース・アワード』や2007年の『メディタレニアン・プライズ・フォー・ピース』など、世界平和を訴える活動によってこれまでにいくつかの賞を受賞した。
現在65歳となった彼は、妻と5人の子供たちとも共にロンドンで暮しながら毎年一時期をドバイで過ごしているという。

♪「Father and Son」/ジョニー・キャッシュ

♪「Father and Son」/ロッド・スチュワート 


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キャット・スティーヴンス
『Tea for the Tillerman』
(1970/ Island)

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ジョニー・キャッシュ『Unearthed』
(2003/American Recordings)

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ロッド・スチュワート
『Still the Same:Great Rock Classics of Our Time』
(2006/BMG JAPAN)

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