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KISS結成物語②〜ピーター・クリスとエース・フレーリーが加わってバンドとなる

2021.10.12

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ポールとジーンは楽曲を書き上げていく一方で、音楽以外の面においても“あるべき姿”を目指していった。
まず、二人は意識的に体重を減らそうと決めた。
そして自分たちが新たに生まれ変わるためのステージネームを考えた…

ジーンは“ジーン・クライン(アメリカ移住後の本名)”から“ジーン・シモンズ”へ。
そしてポールは出生名の“スタンレー・バート・アイゼン”から“ポール・スタンレー”へ。

「俺はそれまで自分の名前が嫌いだった。スタンレー・バート・アイゼンなんて名前のロックスターには大したチャンスはなさそうだしね。エルヴィス・プレスリーやロジャー・ダルトリーとは音の響きすら違う。俺はビートルズに洗礼を受けて音楽を始めた。ポール・マッカートニーに憧れていたよ。プレスリー、ダルトリー…色々と組み合わせていくうちに思いついたんだ。ポール・スタンレー!」


ステージネームも決まり、曲もそろい、身体も絞れてき始めた彼らにとって、あと必要なものはバンドのメンバーだった。
まず彼らはドラマーを見つけることにした。

「ローリングストーン誌のページで募集の広告を見かけたんだ。面白そうなヤツだったから電話を入れてみた。」


彼らからの質問は一つだけだった。

「成功するためなら何でもやるか?」


受話器の向こう側で男が答えた。

「ああ、やるよ。」

「ドレスだって着るか?」

「もちろん。」


数日後、彼らはその男とグリニッジ・ヴィレッジにあるエレクトリック・レディ(1970年にジミ・ヘンドリックスが建てた録音スタジオ)の前で待ち合わせた。
彼らより明らかに年上でカッコいい服装で現れたその男の名前はピーター・クリスと言った。
彼らは近くのレストランに入ってピザを注文した。
話し始めて5分も経たないうちにピーターが突然口走った。

「俺のペニスは9インチ(約23センチ)ある。」


ポールは返答に困りながらこう返したという。

「えーと…チーズを回してもらえる?」


数日後、彼らはリハーサルスタジオに入る。
ほとんど読み書きができなかったピーターは、曲の構成を覚えたり、基本的な用語(ヴァース、コーラス、ブリッジ)などをまったく理解していなかった。
どこか偉そうな態度とは裏腹に、そのドラムプレイは特に手応えのあるものではなかったという。

「それでも彼のドラムはがむしゃらで活気に満ちていたよ。奔放で異端な男だったけど、俺とジーンは彼を選んだんだ。」


彼らは次にリードギタリストを探すことにした。
ヴィレッジヴォイス誌のメンバー募集の広告には、こんな言葉を載せた。

「やる気と華やかさを持ち合わせたギタリスト求む!」


1972年12月某日、彼らがオーディションを行ったリハーサルスタジオには約30人ものギタリストが集まったという。
彼らはまず外見で明確な審査基準を作っていた。

「太り過ぎはダメ、髭や坊主頭もダメ、ロックスターになるということは、まずカッコいいルックスが必要なんだ。」


ヒッピー風の男、英語が話せないイタリア人、腕前はいいが不恰好なギタリスト…
どれもピンとこない候補者が続いたあと、片方の足に「赤」もう片方に「オレンジ色」のスニーカーを履いた男が入ってきた。

「彼がギターをアンプに繋いで1分も演奏しないうちに、俺たちは全く違う次元に連れて行かれる感覚になったんだ。4人のコンビネーションは他のどのギタリストとやった時よりも大きなものを生み出していた。その化学反応に確かな手応えを覚えたよ。」


エース・フレーリーと名乗ったその男のギタープレイには、しっかりとした自分のスタイルがあり、ジミー・ペイジやジェフ・ベックといった名ギタリストへのリスペクトを感じることができた。
さらに彼はちょっと変わり者でもあった。
ギターを弾く動きがクネクネしていて、ほとんど口をきかないクールな男だった。

「エースと一緒にプレイし終えた時、俺たちはまるで違う存在になっていたんだ。これはもう認めざるをえない。これだ!これは決定的だ!」


3週間後、彼らはエースを正式にメンバーとして迎え入れる…




<引用元・参考文献『ポール・スタンレー自伝 モンスター 仮面の告白』ポール・スタンレー(著)ティム・モア(著),増田勇一(監修)迫田はつみ(翻訳)/ シンコーミュージック>

<引用元・参考文献『KISS AND MAKE‐UP―ジーン・シモンズ自伝』ジーン・シモンズ(著)大谷淳(翻訳)/シンコーミュージック>



こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。






【佐々木モトアキ独り唄いTOUR“歌ものがたり2021”秋冬】


9月11日(土)金沢JealousGuy
9月12日(日)富山(高岡)GOOD FELLOWS
9月17日(金)北海道(恵庭)Mojo Hand
9月18日(土)北海道(札幌)SALINAS
9月19日(日)北海道(苫小牧)M’s Garden
9月22日(水)北海道(札幌)LOG  
10月3日(日)新潟Live Bar Mush
10月8日(金)東広島pasta amare
10月9日(土)山口(下関)T-Gumbo
10月10日(日)福岡(雑餉隈)@-yaya GARAGE
10月16日(土)茨城(古河)Live studio音出事
10月23日(土)吉祥寺Rock Joint GB
10月30日(土)福岡Public Bar Bassic.
10月31日(日)熊本(八代)bar 7th chord
11月3日(水・祝)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis
11月6日(土)徳島CROWBAR
11月7日(日)徳島デラシネ
11月12日(金)小倉Bar Disa
11月13日(土)広島OK鉄板
11月14日(日)大分(宇佐)音小屋REBOOT
11月19日(金)仙台 ホームラン酒場
11月20日(土)二戸FREED
11月21日(日)八戸FLAT 
11月22日(月)青森 Be on space222トラスト
11月23日(火・祝)秋田カウンターアクション
11月27日(土)下北沢ニュー風知空知
12月3日(金)名古屋ローリングマン
12月4日(土)岡山Desperado
12月5日(日)大阪 大きな輪
12月11日(土)福岡NIKAI 
12月12日(日)大牟田 陽炎
12月18日(土)所沢 MOJO


↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12692844619.html




新作ミニアルバム『You』のタイトルナンバー「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

例えば執筆・編集のお仕事として、、、
「ロック」「ジャズ」「ブルース」「R&B」「シャンソン」「カントリーミュージック」「フォークソング」「歌謡曲」「日本の古い歌」など、ほぼオールジャンルのページ企画・特集に対応いたします。
ライブイベントの紹介・宣伝文や、アーティストの紹介文なども対応できます。
音楽以外のライティングとして、WEBページの作成・リニューアル、各種パンフレット作成に伴う「店舗のご紹介」「メニューご紹介」「企業・会社のご紹介」「商品のご紹介」などなど様々なPRに関わるお仕事も承ります。


音楽、人、食、商品、街(地域)…私たちが関わるものすべてには“ものがたり”があります。
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【佐々木モトアキ プロフィール】
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【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
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