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ハンバート ハンバート

2014.05.26

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家に帰れば ロックがぼくを
待っててくれる ボリュームあげるよ
(「ぼくのお日さま」より)


佐藤良成と佐野遊穂によって1998年に結成されたデュオ、ハンバート ハンバート。ともにメイン・ヴォーカルをとる独特のスタイルで、小気味よく掛け合い、寄り添うようにハーモニーを重ねながら紡がれていくその歌は、世代を超えて多くの支持を集めている。そんな彼らの最新作『むかしぼくはみじめだった』は通算8作目のフル・アルバムでありながら、佐藤曰く「ハンバート ハンバートの基本になるような作品にしたかった」(ototoyインタビューより)という、これまでに築き上げてきた音楽の集大成でありながら、初めて耳にする人たちに向けた名刺代わりとなる一枚だ。

彼らが本作の録音に選んだ場所は、カントリー・ミュージックの聖地ともいえるアメリカテネシー州、ナッシュヴィル。サウンド・プロデュースに迎えたのは、80年代にブルーグラス・バンド=ホット・ライズのフロントマンとしても活躍し、2005年にはグラミー賞トラディショナル・フォーク・アルバム部門を受賞したアーティスト、ティム・オブライエン。彼とそのコネクションによって集まった優れたミュージシャンたちとともに、レコーディングは進められた。

カントリー/ブルーグラス、アイリッシュ・ミュージック、ブルース、童謡など、彼らが奏でるサウンドの背景には、オールドタイミーな音楽からの影響が透けて見えるが、そこで歌われているのは、決して懐古的な内容ではない。人間の弱さも情けなさも露にしながら、這いつくばうように今を生き抜く人々の姿を、時にコミカルに、時に子どもたちにも伝わるぐらいに平易な言葉で描いていく。

声の大きな者の意見だけがまかり通る世間に抗う、静かなるロックンロール。ハンバート ハンバートの音楽からは、今の時代に必要な反逆性が聴こえてくる。

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ハンバート ハンバート
『むかしぼくはみじめだった』

(anahachi/スペースシャワーネットワーク)



ハンバート ハンバート official website
www.humberthumbert.net


ハンバート ハンバート「ぼくのお日さま」 MV
ハンバート ハンバート「ホンマツテントウ虫」 (ハンバート チャンネルver.)MV
ハンバート ハンバート「ポンヌフのたまご」 DEMO
(2013年4月、アメリカ・ナッシュヴィルでのレコーディング風景)

レコ発ツアー「歩いていくんだ、どこまでも」
6月7日(土)広島 クラブクアトロ
6月8日(日)松江 メテオプラザ
6月16日(月)京都 磔磔
6月17日(火)神戸 チキンジョージ
6月21日(土)仙台 Rensa
7月16日(水)渋谷 クラブクアトロ
7月19日(土)福岡 イムズホール
7月20日(日)湯布院 アルテジオ
9月12日(金)札幌 キューブガーデン
9月17日(水)名古屋市芸術創造センター
9月20日(土)大阪城音楽堂
10月3日(金)日比谷野外大音楽堂

詳細は official website をご確認ください。

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